不信のとき
-Story-
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やがて、マチ子が義雄の会社に電話をしてきた。店に来られないかと言うマチ子に、義雄は先約があると言って断る。その夜、義雄は道子にポスターの見本を見せるため、小柳と3人で食事する約束をしていたのだ。自分の字がポスターになったのを見た道子は上機嫌。やがて、店を出た3人はマチ子が働くジョルダンの近くに差しかかり、義雄はあせる。だが、店から客の見送りに出てきたホステスたちの中に、マチ子の姿はなかった。酔って帰宅した道子に催促され、義雄は彼女に「愛している」と言う。だが、続いて「子どもが産めれば完璧な妻だ」と口走ってしまい、道子は呆然となった。
マチ子の店に電話し、休みだと言われた義雄は彼女のマンションへ。義雄から子どもが欲しいなら、自分以外にも男はいるだろうと言われたマチ子は涙を流した。彼女は嫌ならば、もう子どものことは言わないから、一緒にいてほしいと言い、義雄は謝る。そして、二人は口づけを交わした。

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