鹿男あをによし
ストーリー
《8/11》
近鉄奈良駅に着いた小川は、京都行きの列車に乗り込むと席に腰を下ろすが、なんとなく落ち着かずにドアのところへ来てホームを見やる。すると、そこに息を切らしながら堀田がやってくる。驚く小川に堀田は、持っていた紙を無言で押し付ける。そして、小川のジャケットの襟を掴み体を引き寄せると、次の瞬間、素早く唇を触れ合わせる。堀田は、驚愕する小川と見つめ合うが無言のまま、今度は小川の体を突き飛ばすように押し戻す。そこでドアが閉まり、列車は走り出す。ホームの堀田は、今にも泣き出しそうな顔で小川を見送る。
《前へ|次へ》
△もどる
0.鹿男あをによし TOP
(C)フジテレビジョン