鹿男あをによし
ストーリー
《4/7》

なんとか無事に学校へ"目"を持ち帰った小川が、それを長岡美栄(柴本幸)に見せると、長岡は自宅の道場の神棚にあったものと同じもの、つまり正真正銘の"目"だと太鼓判を押す。これで日本を救える――。少しほっとした小川は、職員室の自分の机の引き出しにそれをしまい鍵をかける。するとそこへ、福原重久(佐々木蔵之介)ら教師たちが戻ってくる。小川と藤原は、学年主任の溝口昭夫(篠井英介)に遅刻をしたことを謝ると、溝口は、小川らと同様、堀田が午前中の授業を欠席していたことを告げ、一緒だったのではと尋ねる。小川がそれを認めると、溝口は小川を責め立て、やがてクビを言い渡す。これに憤慨した藤原が反論するが、小川がそれを制する。もともと2学期だけの約束が少し短くなっただけだから、と小川は自分を納得させるように言う。

放課後、誰もいない教室で小川がぼんやりしていると、小治田が入ってくる。思わず身構える小川の前を通り過ぎた小治田は独り言のように、あの鏡がいかに特別なものかを語りはじめる。

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