鹿男あをによし
ストーリー
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そして翌日、いよいよ大和杯が開幕する――。

小川と藤原が剣道場にやってくると、部員が全員集合している。足をテーピングで固定して試合に臨む佐倉からメンバー表を渡された小川は、大将が佐倉ではなく堀田になっていることに驚く。新入部員の堀田に大将を譲ったうえ、自分が少しでも相手にダメージを与え、堀田をラクにしたいと言う佐倉。その心意気に、一同は心を動かされる。小川は堀田を激励すると、部員たちを見渡し、負けることを恐れずに全力で戦って来いと、力強く宣言する。

体育館の剣道部の試合が行われるコートには、胴に鹿の絵柄が描かれた奈良女学館の選手と、鼠の絵柄の大阪女学館の選手が整列している。それを、小川、藤原、南場、狐の絵柄の京都女学館の生徒たちと、顧問の長岡美栄(柴本幸)が見守る。

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