鹿男あをによし
ストーリー
《3/7》
職員室に戻った小川は、堀田の一件を話すと、藤原はほんの冗談だろうと事もなげに言う。しかし、ふたりの話を聞いていた学年主任の溝口昭夫(篠井英介)は、生徒が付け上がる前に厳しく指導すべきだと、小川の意見も聞かずに堀田を呼び出してしまう。生徒指導室で小川、溝口の向かいに座らされた堀田は、少しボケただけで冗談にきまっている、小川のほうこそ大げさだと、反抗的に答える。
翌日、1年A組の教室にやってきた小川は、黒板に大きく書かれた「チクリ」という文字を見る。すぐさま生徒を見るが、みんな一様に机の上の教科書を見ている。そのなかで、堀田だけが小川をまっすぐに見つめるが、その視線を受け止めきれなくなり、小川は目を逸らしてしまう。
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