鹿男あをによし
ストーリー
《4/7》

次の日、浮かない気分で授業に向かった小川は、廊下で来客らしい女性を見かけ会釈する。その美しさに、思わず立ち止まり、女性を見つめる。「第六十回大和杯 三校定例会」と書かれた貼り紙のある会議室に入っていったのは、奈良女学館の姉妹校・京都女学館の教師・長岡美栄(柴本幸)だった。

その足で教室に向った小川は、黒板に「パンツ三枚千円也」と大きく書かれているのを見て息をのむ。昨日から続くいたずらに怒りを抑えられない小川は、シンと静まり返る教室のなか、堀田を指名し、言いたいことがあればはっきり言えと促す。すると堀田は、「いくら何でも、三枚千円は安すぎだと思います」と、クールに返答。その態度に腹を立てた小川は、授業を放棄して教室を出ていく。

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