Ns'あおい
-物語-
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あくる日､江藤は､田所の指示通り､吾郎への延命治療を施そうとする｡それは､数日間の延命のために高価な薬剤などを投与､検査や治療を繰り返す『お香典治療』そのものだった｡小峰は､田所の言いなりになっている江藤の態度に呆れ､何も変わってない､と非難した｡
あおいは､吾郎への検査や治療を止めてほしい､と田所に進言するが､聞き入れられなかった｡高樹は､そんなあおいに､肝心なのは吾郎自身が何を望んでいるかだ､と告げる｡ずっと吾郎の側にいたあおいなら､それが何かわかるのではないか､と高樹は言うのだ｡
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