Ns'あおい
-物語-
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吾郎は、高樹や江藤たちの処置のおかけで何とか落ち着きを取り戻したものの、依然、予断を許さない状態が続いていた。高樹は、これ以上の治療は吾郎に大きな負担を負わせることになる、とあおいたちに告げる。余命は長くて1ヵ月、というのが高樹の診断だった。しかし田所は、吾郎の治療を諦めず、最後まで出来るだけのことをするよう江藤に指示する。
夕方、大部屋病室で目を覚ました吾郎は、心配してようすを見守っていたあおい、亀井、佐伯(矢柴俊博)に礼を言った。が、父親を同じ肝硬変で亡くしている吾郎は、すでに自分の体の状態を察しているようだった。元気になったらみんなで花見に行きたい、と無理に笑う吾郎の姿に、あおいたちは心を痛める。
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