ハチワンダイバー
-第5話-
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人生を賭けた勝負に勝った菅田は家に戻るが、武者震いか、全身の震えが止まらない。そんな中、師匠・鈴木歩人八段(小日向文世)が自分に言った「人生は、一局の将棋なり」という言葉を思い出す。それを聞いた当時は、言葉の真意がわからなかったが、今は少しわかったような気がする。将棋がいかにすさまじいものであるか、菅田は実感しはじめていたのだ。

そして、思い立つと、メイド・みるく(仲)を部屋に呼ぶが、みるくがやってきても、菅田の震えは止まらない。そんな菅田を見たみるくは、突然、菅田を抱きしめる。ちょうど、みるくの胸元に菅田の顔がうずまるようにして抱きしめられると、途端に震えがピタリと止まる。菅田は初めての経験に、恍惚の表情を見せる。

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