ハチワンダイバー
-第5話-
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一方、敗れた文字山は涙を流しながら、連載の最終回を仕上げていた。主人公はもちろん、菅田をモデルにした『ハチワンくん』だ。

それから4日後。アパートを出た菅田は、郵便受けに自分宛てではない封書を見つける。隣人・六車里花(安田美沙子)のものが間違って配達されたらしいのだが、「六車里花」という宛て名を見た菅田の脳裏に、北海道で過ごした小学校時代の思い出がよみがえる。そこで、菅田と里花は同級生だったのだ。すると、隣室から里花が現れ、今頃気づいたのかと毒づく。さらに、将棋のプロになるとみんなに応援されて東京へ行ったのに、その夢が破れてなぜヘラヘラしていられるのか、自分は菅田みたいなヤツが大嫌いだと言い捨てる。

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