ハチワンダイバー
-第2話-
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10万円を立て替えてもらった角田とともにアパートに戻った菅田は、ミニスカートの隣人・六車里花(安田美沙子)に出くわす。隣人以上の関係ではないはずなのに、里花は菅田のフルネームを知っており、自分を傷物にしたと言い捨てる。訳がわからず慌てる菅田を一喝した角田は、自分が真剣師の正しい稼ぎ方を教えてやると、菅田をとある将棋サロンへ連れて行く。角田が伝授したのは、顔が知られていない場所で負けながらカモを探すという方法だった。それが真剣師の稼ぎ方だと納得はしても、わざと負けるということが菅田の心の痛手となる。
菅田の脳裏には、師匠・鈴木歩人(小日向文世)の言葉がよみがえる。自分の将棋に嘘をつくな、プロを目指すなら常に高みを目指して指し続けろというその言葉を踏みにじり、取り返しのつかないことをしてしまったと、絶望的な気持ちになる。
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