33分探偵
-INTERVIEW-
Q28:出演者のインタビューで必ず出てくるのが「笑いを堪えるのが大変」でした。それと同時に「撮影中、一番笑っているのは監督」という話も出てきます。しかも、その笑い声でNGが出たこともあるとか。
笑っているのは認めますが、そんなに笑っているつもりはないんですよね…。しかも僕がいるベースは現場から離れているので、まさか笑い声が響いてNGになるなんて想像もしないじゃないですか。それは剛くんや水川さんに散々怒られました(笑)。実際、こんなふざけたセリフを大真面目に言わなくちゃいけない役者さんは大変だと思います。言い訳するわけじゃないけれど、見てる僕からすれば、みんな言ってることがめちゃくちゃなのにすごくかっこよく決めてるんですよ。そりゃ、笑っちゃいますよ(笑)。
Q29:現在、編集作業中ですが編集中もやはり笑っているんでしょうか?
まぁ、よく笑ってますね(笑)。ただ、脚本を書く時、監督の時、編集する時の自分ってそれぞれ違くて、別人格な気がします。だから自分で書いて撮ってきた思い入れの強い映像でもドライにカットできる。だいたい1話につき5〜6分程度オーバーしていて、33分の作品の5〜6分といったら相当なカット数になるわけです。監督している時のテンションではとても出来ません。
Q30:「帰ってこさせられた〜」の撮影で印象に残っているのはどんなことですか?
体調を崩してしまったことですね。急性の胃腸炎だったらしくてひどい腹痛で家に帰ってからもとにかく苦しくて眠れないまま翌日を迎えたんです。今回は監督が1人しかいないから撮影を休むわけにもいかず、かなりしんどい状態で現場に行ったんですが、それを悟られたくなくて現場ではあえて気丈に振舞っていたんですね。その時に、モニターを見ていた僕の背中をマッサージしてくれた人がいて。かなり弱ってた時だったので本当に気持ちよくて、身を任せるようにしてたら本当に丁寧に丁寧にマッサージを続けてくれていたんです。撮影再開の合図があって「ありがとう」って振り向いたら、メイクさんだと思っていたその人が実は剛くんだったんです。その後も休憩の度に来てはマッサージをしてくれた。僕は調子が悪いとは一切言ってないし、現場でも気付いていない人がほとんど。そんな中で剛くんは「健康は気をつけなあかんで」と一言だけ言ってマッサージしてくれました。きっと剛くんにはバレてたんだと思います。その優しさに泣きそうになりました。
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