食事が落ち着いた僕たちは靴を履いてデッキにあがった。
「うわー!お台場中が光ってるみたい。すごいきれい。風も気持ちいい〜!」
「東京湾の中心にいるみたいだね」
約2時間という時間のほとんどが停泊時間となる。そして船は再びゆっくりと動き始め岸へと向かう。
「この屋形船はどこまで行くの?」
「この船は品川までだよ。浜松町や、晴海、月島から来る船もあるんだよ」
「屋形船ってたくさんあるのね〜」
品川に到着し僕らは陸に上がった。
「今日はどうだった。」
「すごくよかった。久しぶりに帰ってきた日本の文化を味わった感じがする。お台場もすごく新鮮だった。ありがとう」
ミヤザキくんは、極秘プランの予想以上の成果に、今まで一人でいた時の気持ちなんてすっかり忘れてA子のロンドン話に耳を傾けながら家路についた。

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