ﾃﾞｯｸｽの手前を進み､『ゆりかもめ お台場海浜公園駅』へ向かいﾃﾚﾎﾟｰﾄﾌﾞﾘｯｼﾞを渡る｡
「わかったｳﾞｨｰﾅｽﾌｫｰﾄでしょ｡今何かやってたっけ」
「いいからいいから」
ﾊﾟﾚｯﾄﾀｳﾝを抜け『ゆりかもめ 青海駅』に近づく｡
「あれ〜こんな場所に何かあったっけ〜」
「あそこだよ」
僕らはﾊﾟﾚｯﾄﾀｳﾝ発着場に到着した｡
「あ〜あんなところに発着場がある｡それに屋形船が停まってる」
「今日はこれに乗るんだよ」
「え〜屋形船に乗るの?!私乗ったことなかったのよ｡でも2人だけで乗れるの?」
「もちろん」
最近では数名から予約を受け付けている屋形船もあり､定員が20名を越えた場合に受付が完了される｡
「すご〜い｡船の中なのに畳がしいてある｡お座敷の中にいるみたい」
すでに中には､子供連れや､数名のｸﾞﾙｰﾌﾟ参加のお客さんで賑わっていた｡出発時間がくると船はゆっくりと海へ進み始めた｡さっそく自慢の料理が並べられる｡
「すご〜い､おいし〜!」
「毎朝築地の市場に足を運んでその日一番生きのいいﾈﾀを出してるらしいよ」
「お台場の海の上でゆっくりおいしい料理が食べられるなんて素敵ね」
船はすでにﾗｲﾄｱｯﾌﾟされたﾌｼﾞﾃﾚﾋﾞを正面に碇を降ろし停泊している｡
「ﾃﾞｯｷにあがってみようか｡船によってはﾃﾞｯｷの形も大きさも違うことがあるんだよ」
◎屋形船
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