たどり着いたのは、噴水広場。ライトアップされた噴水は、まるで二人のためだけに用意された光の特別ステージなのだ。
「ねえ、すっごく綺麗だろ」
「すごいわ!光が洪水みたい!」
A子の手を引いて、僕は海側の高台を一気にかけ上がった。
「レインボーブリッジの夜景ならみんな知ってるだろ。だから、二人だけの特別な秘密を君に見てほしかったんだ」
「素敵!感激だわ〜!!」
今こそ絶好のタイミング!
「僕とつき合ってくれない?」
潤んだA子の瞳も天の川のようだ。一瞬の間、そしてA子の声が僕の耳を直撃した。
「もちろんよ!」
二人の気持ちを映し出すかのように光の溢れた『水と緑のプロムナード』。僕らは肩を並べて、夜の台場に消えていった。
◎噴水広場(1)
◎噴水広場(2)
◎水と緑のプロムナード(1)
◎水と緑のプロムナード(2)
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