緊急地震速報とは
2)緊急地震速報とは
緊急地震速報は、地震が発生した際に震源に近い地震計で揺れ(初期微動)をキャッチして、これから来る強い揺れ(主要動)を気象庁が瞬時に予測、警戒を呼びかけるものです。

緊急地震速報シミュレーションムービー
地震には、最初に来る小さな揺れのP波(初期微動)と、後から来る大きな揺れのS波(主要動)があり、地震による被害はほとんどの場合、S波によってもたらされます。

P波は伝わる速度が速く、S波は伝わる速度が遅いため、この時間差を利用したのが緊急地震速報です。

震源に近い地震計でP波をキャッチし、気象庁が瞬時に地震の規模や震源地を予測、強い揺れ(S波)を推定します。

S波が遠くへ伝わる前に気象庁が発表します。

このため、猶予時間は短く、緊急地震速報が発表されてから強い揺れが来るまでの時間は、数秒から長くても数十秒しかありません。
このわずかな時間を有効に利用するためには、緊急地震速報を受け取った時の行動について普段から考えておくことが重要です。