ストーリー

2025.06.10 放送

STORY 10

『日の出鉛筆』社長の小笠原(小野武彦)は、地元商工会の講演で「我々の時代はサービス残業も休日返上も当たり前だった!今の社員たちは自己犠牲の精神がわかってない!」と発言。このときの動画がSNS上で拡散され、大炎上してしまう。

そんな中、屋上でしばらく物思いにふけっていた小笠原が中へ戻ろうとすると、出入り口に鍵をかけられてしまい、締め出される。同じく屋上のベンチで休んでいた人見(松田元太)も、助けを呼ぶ小笠原の声に驚いて飛び上がり、2人は助けを待つことに。その間に少しだけ距離を縮めた2人。小笠原は「社員が何を考えているのかわからない」と愚痴をこぼし、人見は「社長の前で社員は本音を言わない。正体を隠してこっそりみんなの話を聞けば良いのでは?」と助言する。分かり合えたかのように思えた2人だが、翌日清掃スタッフに変装した小笠原は「我が社に蔓延る悪を成敗してくれる!」と張り切り、自分と同じ方向を向いていない社員を見つけ出そうとしていた。

一方、小笠原の炎上動画は、社内でも動揺が広がっていた。常務の里井(小日向文世)は、小笠原に「全社ミーティングで社長自身が社員に説明するべき」と進言。ところが小笠原は、用意された全社ミーティングの場に姿を見せなかった。落胆した里井が再び小笠原のもとへ行き、「考えを改めてください。そうでなければ社長を退くべきです」と告げると、激怒した小笠原は里井にクビを言い渡す。里井には、かつて会社の古い体質を変えるために社長に物申して辞めることになった同僚・堂前から託された思いがあった。人事部一同は、里井常務の解任を阻止するために動き出すが……。

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