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2016年度 社会のためにトピックス

10月25日 江東区立第七砂町小学校で出前授業『あなせん』を実施

[2016年12月1日更新分]

【2016年10月25日】【今回の先生:西山喜久恵アナウンサー】【江東区立第七砂町小学校 小学5年生 音読講座】

あなせん日記

フジテレビ 西山喜久恵アナウンサーのリポート

学芸会を11月に控えた第七砂町小学校にお邪魔しました。先生の指示のもときれいに並んで体育館に入ってきた子どもたち。照れもあったのか、最初の挨拶は少し声が小さくて心配になりました。「もしかして大人しい学年なのかな?」


実況を披露する近藤アナウンサー
しかし、一緒に講師を務めてくれた近藤アナウンサーが「アナウンサーの仕事ってこんなものもあるんだよ」と野球の架空実況を披露すると、「うわー、凄い!」と歓声が上がり子どもたちのテンションもアップ。さすが近藤アナ!本物は子どもたちに伝わるんですねぇ。私も負けじと「きょうのわんこ」の生ナレーションを披露。「あー、聞いたことある!」ありがたい反応。子どもたちと「アナウンサー先生」の距離がぐっと縮まりました。


今回の授業は、学芸会に向けての音読に力を入れて欲しいとリクエストがあったため、基礎発声のトレーニングの後、実際学芸会 で使う の台本を読んでみることにしました。5年生の学芸会の演目は劇団四季のミュージカル「エルコスの祈り」。

「舞台は22世紀。親や先生に見放された子どもたちはユートピア学園に送り込まれていた。ユートピア学園では、厳しい管理・命令・規律が重んじられ、子どもたちの夢や個性は奪われていく。そこへ一台の人間の心を持った人間そっくりのロボットがやってくることに。その名は「エルコス」。エルコスの優しい心に触れて、子どもたちは人間が忘れかけている大切なものを取り戻していく…。」というストーリー。
5年生にしては難しいテーマかなぁ?






台本を渡されて間もないと聞き、まずは私たちCSRのスタッフメンバーでお手本を披露してから子どもたちに読んでもらうことにしました。台詞の言い回しはこんな感じなんだとイメージを掴んで欲しかったからです。実は、今回の『あなせん』の打ち合わせをした際、何度かメンバーで読み合せの練習をしました。「お手本」が下手だったら子どもたちはがっかりしますからね。(因みに私は、家でも練習しました。)

そして、悪いお手本も披露しました。4人のメンバーのうち私一人がやる気のない読み方をしてみました。すると、「西山先生が気持ちこもってない!」「西山先生の声小さすぎて聞こえない!」と厳しい指摘が。みんなの気持ちを一つにして作品を作り上げることの大切さにも気付いてほしかったのです。

私たちのお手本の後、クラスごとに分かれて体育館の舞台に上がって実際に台本を読んでもらいました。私の悪いお手本のように「やる気のない」子どもは一人もいませんでした。自発的に身振り手振りを交えて表現力のある子どももいてびっくり!


「○○君の読み方がとってもいい!」と子どもたちから自然と仲間を褒める言葉がどんどん飛び出してきます。明らかに最初の大人しい雰囲気の5年生とは違っていました。
この調子で行けば、どんどん上手になりそう!!!
本番の学芸会、5年生が心豊かに「エルコス」を作り上げること期待しています!

文:西山喜久恵(フジテレビ アナウンサー)

近藤雄介アナウンサーより


最初はとても平均的?な印象だった子どもたちでしたが、西山喜久恵先生の授業が始まると目に見えていきいきとした表情に変わってきたのでこちらもうれしくなりました。
台詞の言い回しも2回目の方が確実にみんなうまくなりました。子どもたち自身も実感したと思います。最初に私たち4人が披露したお手本の効果が大きかったに違いない(苦笑い)…

文:近藤雄介

『あなせん』プロジェクトは第5回経済産業省キャリア教育アワード・奨励賞に選ばれました!

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