全社的な復興支援イベント「みちのく合衆国」で3年連続CSRブースを展開
[2014年4月11日更新分]
3月14・15日の2日間、2011年から始まり今年で3回目となる「みちのく合衆国~いつでもNIPPON応援団!~」が岩手県大船渡市で開催されました。
今回の会場は、新居千秋さん設計で市民のみなさんに親しまれている「大船渡市民文化会館・市立図書館 リアスホール」。1日目は「THE MANZAI」、2日目は「AKB48」のスペシャルライブを行い、被災地の方々合計3,300名をご招待しました。
会場入り口付近にCSRの被災地復興支援『ずっとおうえん。プロジェクト』のブースを設け、来場したみなさんに、「きぼう、きずな、げんき、すき」のメッセージを頂きました。
お子さんをはじめ一緒にいらしでくださったご家族の方などにもご参加頂き、みなさんのメッセージで「みんなのき」ボードが満開になりました!
上段左から:
ミット君・ジュニくん・ふくたん・おおふなトン
下段左から:
ガチャピン・ムック・ラフくん ブース前で行った大船渡PRキャラクターのおおふなトン・ガチャピン&ムック・ラフくん・ミット君(岩手めんこいテレビ)・ジュニくん(仙台放送)・ふくたん(福島テレビ)のキャラクターグリーティングではたくさんの人に集まって頂きました!
文:福井萌(フジテレビ スポーツ局)
フジテレビ 佐々木恭子アナウンサーからのメッセージ
大船渡港 岩手県大船渡市で行われた、3回目の
「みちのく合衆国」東日本大震災から3年。
がれきは既に撤去されました。
土地は広々と、がらんとしています。
新しい建物が少しずつ建ち始め、その周りでは、生活が取り戻されていっているのがわかります。しかし、がらんとした土地の上を、今もすさまじい数の重機がせわしなく動いているのが、目に飛び込んできます。
あの日から、3年。
自分自身の中でも、変わったもの、変わらないもの、見つめ直すタイミング。
個人では全くの微力でしかないから、フジテレビの一社員として、被災地と関われること、応援できることが本当にありがたいと思っています。
2日間のスタートは、まずCSRブースの準備からです。ずっとおうえんプロジェクトに携わり、みちのく合衆国にも毎回参加の先輩たちのおかげで、準備もスムーズ。「みんなのき」に貼り付ける1枚1枚の桜の花びらに、両面テープを貼っていきます。お話しながら和気あいあいと、楽しい作業。
いざブースをオープンすると、そこに子どもたち含め、年齢も性別も関係なく、さまざまな方々がメッセージを寄せてくださる姿にうれしくなります。“おおふなとだいすき!”シンプルなメッセージに、この土地に住み続けてこられたであろう、想いの深さを感じます。中には、未だ探されているお子さんの名前を書く方もあり、切実な「きぼう」を受け取る機会でもありました。
ブースでは、他にもキャラクターグリーティングで、ガチャピン・ムック、ラフくん(フジテレビキャラクター)、ふくたん(福島テレビキャラクター)、ミット君(岩手めんこいテレビキャラクター)、ジュニくん(仙台放送キャラクター)、おおふなトン(大船渡市マスコットキャラクター)勢ぞろいで、握手を求める方々の列ができます。
キャラクターの力はすごい!キャラクターを目の前にすると、みんな笑顔、それどころか、飛び跳ねたり、ハグしたり、幸せの輪が確実に広げられるから…。「本物だよ!。ガチャンピンだよ、ムックだよ!」と私と同世代のお父さんが大興奮している姿に、何とも共感する瞬間でした。
イベントでは、「THE MANZAI」、「AKB48スペシャルライブ」五輪会場予定地、地元・岩手めんこいテレビの『はちきゅんテレビ』で中継のお手伝いをさせていただいたり、素敵な出会いに恵まれました。
普通のコンサートやイベントと違うのは、本当に、赤ちゃんからお年を召した方までが一堂に会するところ。単なるファンを超えて、笑顔と元気を求めに来てくれています。そのパワーを力にして、10組の芸人さんやAKBのメンバーのエンターテイメントに関する本気に、胸を打たれました。漫才に笑い、「恋するフォ-チュンクッキー」で踊り、熱い一体感に包まれた2日間でした。
文:佐々木恭子(フジテレビ アナウンサー)
フジテレビ 三上真奈アナウンサーからのメッセージ
フジテレビ
三上真奈アナウンサー今回はみちのく合衆国で、岩手県大船渡市に行ってまいりました。
東京より寒いということで、しっかり防寒して大船渡リアスホールに向かい、最初に驚いたことは、子どもたちがなんとも薄着なこと!薄着で元気いっぱい走り回る子どもたちにつられて、私も寒さが吹き飛ぶようでした。
私は2日目に行われた「AKB48スペシャルライブinみちのく合衆国」を担当しました。去年の夏のお台場合衆国の感動を少しでも東北のみなさんに味わってもらいたいという思いで開催されましたが、チームKのみなさんのパワフルなステージで会場はあっという間に笑顔で溢れていました。「恋するフォーチュンクッキー」ではAKB48のみなさんがステージから降りて一緒に踊り、大盛り上がり。小さな子どもから大人の方まで、席から立ち上がって踊るみなさんを見て、心がとっても温かくなりました。
CSRのブースでもキャラクターグリーティングの進行とブースの運営のお手伝いをさせていただきました。
約半年ぶりに行った岩手でしたが、完全な復興にはまだまだ時間のかかる地域もあると思います。震災を風化させないよう、でも笑顔だけはどんなときでも忘れないで、これからも一緒に頑張っていけたらいいなと思います。
大船渡の夕焼けまだまだ寒い東北ですが、春の訪れで沢山の笑顔が咲きますように!
文:三上真奈(フジテレビ アナウンサー)