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2013年度 災害支援トピックス

気仙沼「竹の会所」と「浜の会所」で朗読イベント

[2013年10月9日更新分]

ずっとおうえん。プロジェクト 気仙沼「竹の会所」と「浜の会所」で朗読イベント

9月21日、宮城県気仙沼市元吉町で「ずっとおうえん。プロジェクト」イベントを実施しました。
会場となったのは、「竹の会所」と呼ばれる地元の皆さんの集会所と、新たに建てられた「浜の会所」。
「浜の会所」は太平洋を望む絶景の仮設イベント会場です。
どちらも滋賀県立大学 環境科学部 環境デザイン学科(陶器浩一研究室)の学生さんたちを中心に、大学生と地元の方々が協力して建てました。素材の竹は、学生たちが地元の山から切り出したもの。2011年秋から、地元の皆さんが集る場所としてランドマークになっています。

午後1時、「浜の会所」ではこの日の竣工を祝って地元の民俗芸能「虎舞」が披露され、子どもたちの勇壮な太鼓が真正面に広がる太平洋に向かって響きわたりました。もちろん、その海は2011年3月11日、津波が押し寄せた海でもあります。

ここでの朗読イベントは、フジテレビ・奥寺健アナウンサーと仙台放送・木下瑠音アナウンサーによる「詩の朗読ワークショップ」。元気いっぱいの浜っ子、おばあちゃんおじいちゃん、そして連日夜を徹して「浜の会所」建設に携わった学生さんたちが、大きい声で詩を読みました。

夕方は、昨年も伺った「竹の会所」へ。この日は、もう一つ地元の重要な行事が待っていました。「竹の会所」の横に慰霊のモニュメントが建ち、関係者が集まって除幕式が執り行われたのです。
2011年9月から10月にかけて、「竹の会所」建設の主旨に賛同し中心的に働いた早稲田大学理工学部の学生・今江君。この春、卒業・就職しましたが、6月に交通事故で亡くなったといいます。今日お披露目されたモニュメントは、東日本大震災の犠牲者を悼むと同時に、今江君を悼む慰霊碑なのです。

モニュメント除幕式で挨拶をする
陶器浩一教授
 

除幕式で陶器教授はこう語っています。
「これは、40ミリの厚さのコルテン鋼という鉄で出来ています。自分にできる錆で錆びを抑制させる特殊な素材で、50年に1ミリしか錆びません。40ミリですから、2000年もつ計算です。 『竹の会所』はいずれ朽ち果てますが、このモニュメントはほぼ永遠に残るのです。≪それぞれはか細いけれど支えあう≫をテーマに『きずな』というタイトルにしました」

「竹の会所」が夕闇に包まれる頃、奥寺健アナウンサーと木下瑠音アナウンサーによる「夕暮れ朗読会」がスタート。朗読作品のうち「鼻で鱒をつった話」には、7月に会津で行った「会い逢い朗読会」のために東京造形大学の皆さんが作ってくれた大型の油絵が再び登場。気仙沼の子どもたちから大きな拍手をもらいました。

朗読会の後半からは、仙台放送のキャラクター・ジュニくんが参加。子どもたちだけでなく、「竹の会所」「浜の会所」を作ったお兄さんやお姉さんも大喜びでした。

朗読終了後、月の光を浴びる「竹の会所」の外壁を巨大スクリーンに見立ててに、数多くの写真が投影されました。建設に携わった学生さんと地元に皆さんの「思い出上映会」。仲間たちから亡くなった今江君への追悼上映会でもありました。

フジテレビ 奥寺健アナウンサーからのメッセージ


フジテレビ 奥寺健アナウンサー
気仙沼はこれで4回目。今回はほぼ1年前の「ずっとおうえん。プロジェクト」以来の訪問になりました。
元々私は気仙沼にゆかりはありませんでした。それが、お邪魔するたびにつながりやお訪ねする先が増え、とても感謝しています。
今回の朗読会場は、その日未明に出来上がったばかりの「浜の会所」。そして、モニュメントも完成した1年ぶりの「竹の会所」。 
東京のスタジオで東北に関するニュースを伝える時など、必ずと言っていいほど気仙沼の様子を思い浮かべていたので、またここに戻ってこられたこと自体がとても幸せでした。

一緒に朗読をしてくれた仙台放送の木下瑠音アナウンサーは、震災の時フジテレビの報道フロアで学生キャスターとしてBSニュースを伝えていた、かつての仲間。
また、1年前に気仙沼市内の「cadocco」という場所で朗読会をしたときにお世話になった劇団の方や、震災直後の避難所で大人たちを勇気づける壁新聞(「ファイト新聞」という素敵な本にもなりました)を書いた気仙沼の子どもたちやそのご家族にも再会できました。一方、ご連絡できず失礼してしまった方々もいて、もっと時間があればとつくづく思いました。

ご縁というものなのでしょうか。私にとって気仙沼が、だんだん故郷のようになってきていると思いました。
朗読、楽しんでいただけたでしょうか。
こちらも、何か心温まるものをいただくことができた週末でした。

文:奥寺健(フジテレビ アナウンサー)

仙台放送 木下瑠音アナウンサーからのメッセージ


先日、フジテレビのCSR活動「ずっとおうえん。プロジェクト」に参加させていただきました。

仙台放送 木下瑠音アナ
今年仙台放送に入社し、宮城県民の仲間入りをした私、
今回の活動で初めて気仙沼を訪れました。

当日は天候に恵まれ、絶好のイベント日和!
海風を感じながらフジテレビの奥寺アナウンサーと
お昼は「浜の会所」、夜は「竹の会所」で朗読をしました。

「浜の会所」には地元の子どもたちやおじいちゃんおばあちゃん、学生の皆さんが集まってくれました。
せっかくなので奥寺アナと私はマイクを使わず、皆さんと直接お話しすることに。
全員で発声練習をして肩慣らしをした後、詩を4本読みました。
海の前で大きな声を出すのは本当に気持ちが良かったな。
最後には特別ゲスト、仙台放送のキャラクター・ジュニくんも登場し大盛り上がり!
和やかな空気の中、およそ30分のワークショップを終えました。


「竹の会所」では、竹で組まれたドーム型の会場に圧倒されました。
日の光がまぶしかったお昼から一転、こちらは闇に包まれ、何ともロマンチック。海のザザーッという音を背後に聞きながらの朗読は、とても風情があります。
ここでは、大勢の子どもたちを前に奥寺アナと一緒に3本のお話を朗読。奥寺アナのプロの読みに感激しながら、私も心をこめて読みました。お話の途中には学生の皆さんが描いてくださった油絵による演出もあり、私も楽しみながら読むことができました。

終わる頃には辺りは真っ暗。
日が落ちる早さに秋の訪れを感じながら会場を後にしました。
気仙沼の皆さんと触れ合い、奥寺アナから読み手の極意を学び・・・
忘れられない素敵な一日となりました。

文:木下瑠音(仙台放送 アナウンサー)

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