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2012年度 社会貢献トピックス

東京マラソン完走!「そらぷちキッズキャンプ」ランナーに、難病の子どもたちが熱い声援!

[2013年3月8日更新分]

東京マラソン完走!「そらぷちキッズキャンプ」ランナーに、難病の子どもたちが熱い声援!


国内最大の市民マラソン大会、東京マラソンが2月24日、雲一つない快晴の東京で開催されました。約3万6千人のランナーが走り抜け、沿道からは約170万人が声援を送りました。
この東京マラソン・チャリティランの寄付先のひとつに、難病の子どもたちの医療設備付き自然体験施設「公益財団法人そらぷちキッズキャンプ(北海道滝川市)」があります。


北海道滝川市にある
「そらぷちキッズキャンプ」施設
フジテレビは社会貢献の一環として朗読会を行うなど「そらぷちキッズキャンプ」の活動を支援しています。

2年前、チャリティランの寄付先のひとつにこの「そらぷちキッズキャンプ」が選ばれたことがきっかけで、「そらぷちキッズキャンプ」の事務局員、医療ボランティアらがランナーとして参加するようになりました。今回は2011年についで2度目の参加です。(前回の模様はこちら


2013年のそらぷちランナーは7人
全国の方からの温かい支援に対して、走ることによって感謝の意を示そう、またそのことが子どもたちの気持ちがひとつになると考え、今年は7人の「そらぷちランナー」が42.195キロを走りました。


ランナーに熱い声援を送る子どもたち
そして、沿道には、このキャンプに参加したことのある難病の子どもたち15人とその家族、あわせて約50人の熱い声援を送る姿が・・・・

今回応援に駆けつけてくれたのは、比較的症状が安定していて外出可能な子どもたちで、看護師立ち会いのもとで声援を送りました。


応援場所は江東区東雲(40キロ地点)
子どもたちが応援した場所は、前回と同じ江東区東雲の「かえつ学園西交差点」、ゴール間近の40キロ地点付近です。
この日は晴天ながらも寒波の影響でとても寒い風が吹き付ける1日でした。
そんな中、子どもたちとその家族は力いっぱいの声援を送ります。
応援する沿道の前には、沢山の最後の力を振り絞るランナーが駆け抜けていきます。


笑顔で走り去る人、とても辛そうに歯を食いしばる人、伝えたい思いを背中に貼って走る人、様々なコスプレの格好で走っている人、などなど。

子どもたちはみんなに声援を送ります。
「がんばれー!あと少し!!」
応援を受けるランナーからも、苦しそうな顔からは想像もできない温かい言葉を受け取りました。
「俺もがんばる!みんなも病気なんかに負けないでがんばれよ!」


また子どもたちの方へ駆け寄ってきてくれた「そらぷち」を寄付先に選んでくれたチャリティランナーのひとりは、背中に貼ったメッセージを剥がすようにと子どもに声をかけます。
「ウチの子どもからみんなへのメッセージやねん。受け取って」
そこにはかわいらしい絵と温かいメッセージが綴られていました。

そして、いよいよ「そらぷちランナー」がやってきます。

みんな力強い走りで子どもたちの姿を見つけると最高の笑顔で子どもたちとハイタッチ! 子どもたちの「がんばれ!がんばれ!!」の声援の中へ。

「みんなが待っていてくれるからここまで頑張れた。あとちょっと、がんばるよ!」
そう言葉を残してランナーはまた走り去って行きました。


ランナーと応援したみんなで記念撮影!
応援して応援される。そしてどちらからも「ありがとう」の言葉。
北風の吹き付ける寒さの中で、子ども達にもそのご家族にもみんなが応援してくれるという温かい「キモチ」を感じることが出来た1日だったと思います。
言葉の素晴らしさ、頑張ることの美しさ、そして人間の素晴らしさ。東京マラソンを通して感じたあったかい気持ち。
みんながこの東京マラソンで繋がっているんだ・・・そう感じた瞬間でした。

“そらぷちランナー”の感想


佐々木 健一郎(「そらぷちキッズキャンプ」職員)
寒い中、沿道で応援してくれた子どもたちや家族、そらぷちを支援してくれたチャリティランナー、東京マラソン関係者の皆様に、「感謝」の思いで走りました。途中で膝に激痛が走り、心が折れそうになりましたが、テレビで応援してくれている入院中の子どものことを思い出し、何とか踏ん張り完走できました。


宮坂 真紗規(「そらぷちキッズキャンプ」職員)
キャンプに参加してくれた子どもたち、行きたいと思いながら家や病院で頑張っている子や家族、を想いながらそらぷち応援団が待っていてくれる40kmを目指し立ち止まらず走りました。
沿道のたくさんの方、そらぷち応援団のあたたかい声援を、これからキャンプ場に来る子どもたちと家族に届けられるように頑張ります。
ありがとうございました。


若野 貴司(「そらぷちキッズキャンプ」職員)
『皆が待ってる!』この約束が何度もくじけそうになった自分を勇気づけてくれました。
マラソンは自分との闘いと思っていましたが、色んな人に支えられていると感じた幸せな時間でした。寒い中長い時間待ってくれ、大きな声援とハイタッチをくれたみなさん本当にありがとうございました!


山本 剛士(北九州市立八幡病院小児救急センター)
15k過ぎから足は限界だった。40k地点にみんなが待っているという一心で歩を進めた。
約束の場所、そらぷち応援団のたくさんの黄色い帽子が見えてくる。
それだけで元気がわいて、涙があふれてきた。「がんばれ」の一言がとても大きな力になる。
子ども達も実感してくれたのではないかと思います。本当にありがとうございました。


中野 恵一(北海道大学病院臨床検査技師)
私にとってはじめてのフルマラソン。自分が走ることで何が伝えられるのかと問いながらのマラソンでしたが、努力してやることが大切だということを子ども達に感じてほしいと走り抜きました。沿道で声援を送って下さった皆さんのおかげであっと言う間の42.195Kmでした。


諏佐 孝(滝川市経済部産業振興課)
今回で2回目の東京マラソン。雲のない澄み切った空の中、名所めぐりをしながら楽しく走れました。風が吹き寒い中で応援してくれた「そらぷち応援団」のみんな、ありがとう!このお礼は「そらぷち」でお返しします!いつでも待ってるよぉ~!


泰地 淳夫(薬剤師)
30㎞過ぎまでは楽しく快調に走れていたけど、残り10kmでどっと足に疲れがきた。これまでで一番辛い10㎞だった。でも子どもたちの応援のおかげで、なんとか走り切り、目標としていた4時間を切れました。


車いすで行けるツリーハウス
前回2010年の東京マラソンの寄付金は、キャンプ内に「ツリーハウス」を造るために使われました。
今回の東京マラソン・チャリティランにより割り当てられる寄付金は、難病とたたかう子どもたちのためのキャンプ実施と、キャンプ場充実のための施設整備に使われる予定です

文:井瀧信吾(フジテレビ 特区事業準備室)

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