2年ぶりに参加「海の森」プロジェクトで植樹!ゴミの島を緑に・・・・
[2013年4月9日更新分]
花曇りの3月24日、東京都が主催する「海の森」植樹を、フジテレビCSRプロジェクトメンバーら15名が参加して行いました。
「海の森」プロジェクトとは、フジテレビ社屋に程近い東京湾に浮かぶ、ゴミと建設発生土で埋め立てられた中央防波堤内側埋立地およそ88ha(日比谷公園の5.5倍)を植樹48万本で美しい森に生まれ変わらせようというもので、2007年から継続的に植樹を行っています。
この日はそんな思いも胸に作業を行いました。
およそ1時間ほどでクロマツ、タブノキ、ムクノキなど7種類156本の植樹作業を終えました。
今回の春の植樹全体では2日間で40を超す団体約750名が参加、およそ13,000本の苗木が、植えられました。
作業を終え、2年前に行った遠くの植樹エリアにも目をやりました。
20年後、30年後に東京湾に浮かぶ緑の美しい森に変わっていることを思い描きつつ、心地よい春の風に吹かれていました。
海の森は、3年後の平成28年度中に一部開園の予定です。
初めて植樹に参加した社員の感想 ~「海の森」の植樹に参加して~
羽田空港を離発着する飛行機に乗って羽田沖に差しかかると、眼下に巨大な埋め立て地が見えてきます。ここが、このたび私が植樹に参加しました「海の森」プロジェクトの舞台です。
数年前にCSR推進室主催のセミナーで建築家の安藤忠雄さんが、東京都のプロジェクトとしてこの巨大な埋立地に明治神宮にあるような森を作るという話をされ、これを聞いて、機会があればその森作りに参加してみたいと思っておりました。
そして、このたび、念願がかなってCSR推進室の皆様とともに植樹に参加してまいりました。
当日は雨こそ降りませんでしたが曇りがちで、3月下旬にもかかわらず肌寒い日でした。現場はフジテレビからはバスでほんの10数分ほどの距離ですが、初めてこの場所に立ってみると、普段見慣れないような、不自然ともいえる広大な空間が目の前に広がっていました。
思えば、この日植える木々が大きく育ち、立派な森になるのは20年から30年かかるので、今の小学生世代が大人になる未来に、この森はようやく完成するわけです。
この日参加した子どもたちは、20年後、30年後にこの場所に立てることを約束された世代ですので、この日の植樹は子どもたちにとって、素晴らしい体験であると思いました。
“中高年おひとり様”の私にとっては、海の森が大きく育った頃に、この場所に立つことができるかどうかは微妙なところです。
もくもくと苗木を植える筆者 さて、植樹は、ボランティアで指導をされている海の森プロジェクトのスタッフの方々から苗木の植え方や植える木の種類等を聞き、30坪くらいの場所に一人当たり10本程度の苗木を植えていきます。苗木の高さは50センチほどなので女性や子どもも難なく植えられ、私にとっても童心に帰ったような按配で、一時間ほどで無事終了しました。
植えた木の種類はクロマツなど7種類でした。エノキ、スダジイなどは昆虫や鳥、小動物の餌になるそうで、植えながら、この木が育ったらどんな鳥が実をついばみに来るのだろうか、とか、エノキは国蝶オオムラサキの幼虫の餌になるとのことで、この森をオオムラサキが飛ぶ姿などを想像し、未来と対話をしたような、楽しくも充実した一時間でした。
文:木佐治彦(フジテレビ 適正業務推進室)