山に囲まれた廃校に、こども達の笑い声が響いた!
「にゃんこ THE MOVIE 4」上映会&朗読会を佐賀県多久市で開催
[2010年12月15日更新分]
九州の山々が見事に紅葉した11月27日、佐賀県多久市南多久町にある「南部小学校旧南渓分校」で「にゃんこ THE MOVIE 4」上映会&朗読会を開催しました。JR博多駅から特急で50分と便利な場所にありながら、この南渓分校は過疎化のため2年前に閉校しました。
明治24年に設立された歴史ある小学校。
昭和27年に落成した現在の建物は、<昭和30年代の小学校>の面影を残す貴重な建築で、映画「佐賀のがばいばあちゃん2」のロケ地になったのもうなずけます。
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映画「佐賀のがばいばあちゃん2」の ロケ地を示す看板 |
校舎の前で迎えてくれたのは、 懐かしい焚き火。 ちゃんと焼き芋も埋まっています! |
校庭に設けられた石窯。 まもなく完成して、 ピザ作り体験も実施予定 |
今回の「にゃんこ THE MOVIE 4」上映会&朗読会のためにこの廃校を訪れたのは、フジテレビ・奥寺健アナウンサーとテレビ西日本・牧尾結衣アナウンサー。フジテレビと系列局がコラボしての社会貢献になりました。
この上映会を主催したのは、廃校となったこの分校を地域起しの核として活動している「南渓いきいき協議会」の皆様。
世帯数150の過疎地ですが、『がばい元気の育つ里・南渓』のキャッチフレーズで、農業体験や果物摘み取り体験、田舎料理体験などを積極的に企画し、都会の子ども達や観光客を誘致しています。
午後1時半からの上映会の前に、「南渓いきいき協議会」の"おばちゃん"たちが作ってくれた田舎料理を協議会の皆さんと一緒に「元教室」で堪能。
昼食を頂きながら、教室の黒板に、協議会の皆さんの「心意気!」を発見しました。こんな小さな町の活動にも、事業仕分けの波が押し寄せていたのです。
協議会のメンバーとその家族、地域の高齢者、お母さんと乳幼児のサークルメンバー、地元の保育園の園児など、50名程度が集まっていよいよ上映会の開始。
2007年から続けている「めざましMOVIE」上映会は、過疎化や市町村合併で「みんなで集まって楽しむ」機会の少なくなった子ども達をハッピーにしたいと始めた社会貢献です。
おじいちゃんもおばあちゃんも保育園児も小さな教室に集まって、日本中の猫達のユーモラスなしぐさを楽しみました。
奥寺健アナウンサーと牧尾結衣アナウンサーも朗読にも子ども達は興味津々。
生まれて初めての、「テレビに出ている人」の朗読を生で聴く体験です。一生忘れない思い出になったことでしょう。
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全国に増えている「廃校」を、そこに住む人たちが自分たちの手で生き返らせようという「南渓いきいき協議会」の活動に拍手を送ります!この町の良さを日本中の人に知ってもらいたいですね。