FNSチャリティキャンペーン×『ホッタラケの島~遥と魔法の鏡~』
ユニセフ・シエラレオネ共和国募金贈呈式を終えて
[2009年9月15日更新分]
冷房の効いた日本の劇場で映画を見ると、遠くアフリカの子どもたちの命が助かる。一見、矛盾しているように思われるこの二つ。しかし、そんな夢のような出会いがありました。
フジテレビ開局50周年記念映画『ホッタラケの島~遥と魔法の鏡~』が、FNSチャリティキャンペーンの参加することになり、映画の劇場鑑賞料から1人あたり10円がシエラレオネ共和国の子どもたちに寄付されることになったのです。
© 2009フジテレビジョン/Pruduction I.G/
電通/ポニーキャニオン映画公開直後の8月26日、高輪の日本ユニセフ協会で寄付金の贈呈式が行われました。贈呈式には主演の声を務めた綾瀬はるかさんが出席。贈呈式の前には、ユニセフの早水専務理事が施設内の展示物を案内してまわり、綾瀬さんに途上国の現状をレクチャーしました。そして、式典の司会を務めた中野美奈子アナからも、実際にシエラレオネで目の当たりにしてきた最貧国の現実を語ってもらいました。真剣に耳を傾ける綾瀬さん。確実に何かを感じ取っていました。(贈呈式の記録はこちら)
今回、このチャリティを多くの人たちに知ってもらうために、新たにCGアニメーションを制作して、ユニセフ・シエラレオネ×『ホッタラケの島』のTVスポットを作りました。映画をブームアップするだけにとどまらず、この意義あるキャンペーンを盛り上げていくための試みです。
大人から子どもまで楽しんでもらえるような映画を作り、その映画を全力を挙げて宣伝して多くの人たちに見てもらうことで、一人でも多くの子どもたちの命を救うことができる。まさか、映画を作りながら、このような国際貢献に携われると思ってもいなかったので、非常に貴重な経験をさせていただいたと思っています。そして、このような試みが、今後も継続的に行われることを願って止みません。
文:稲葉直人(フジテレビ 映画事業局映画制作部)