達人に聞け!エコ座談会
[2009年4月1日更新分]
藤村さおりアナ スペシャルコラム
井上さん(左)半期に一度、フジテレビ系列全局で作る機関紙を発行しているのですが、今回その誌面で、系列各局で実践しているエコな取り組みを紹介する「FNS エコ1グランプリ」なる特集が組まれました。
その中で、平素より色々な角度からエコに取り組んでいるメンバーを集め「達人に聞け!エコのコツ!!」という座談会が開かれることになり、私もMC 兼 パネラーとして出席しました。
「企業として出来るエコ、個人としてできるエコ」とは何か。
今回のメンバーは異色揃い。
気象から見た環境変化の達人、
テレビ新広島 企画制作部、気象予報士 波田健一さん。
エコ街づくりの達人、
三菱地所 都市計画事業室ユニット 井上奈香さん。
社内ゴミ分別の達人、
フジテレビ 総務サービス部 木村篤さん。
そして、エコアナ 兼 主婦、うちエコのちょっぴり達人、フジテレビ 藤村さおり。
それぞれのスペシャリストが感じる環境問題とは・・・・・
・車と一緒で、温暖化は急には止まらない
・会社組織では、先導する人の意識を高めることが周知徹底の近道だ
・エコは楽しまないと浸透しない
・町でのエコポイントは、クローズドの世界でのみ使えるものでなく、
民間を巻き込んだ方が、広がりが見込める
・案外、何でも環境に通じているので、見方一つでエコ活動になる
・授業を通じて大人よりむしろ子どもの方が、環境に対して意識が高いと感じる
中でも、テレビ新広島の波田さんのエコ活動の1つである“出張環境授業”でよくやるという実験は、大変興味深いものでした。
ペットボトルと水とCO2スプレーを使い、現在、海で起きているCO2飽和状態を人為的に生じさせ、これ以上、水がCO2を吸収出来ないというのを実感できる実験を披露してくれました。
頭で飽和状態を理解している大人の私たちにとっても「ほぅ~」と興味津々の実験でしたが、実際に授業で子どもたちに披露すると「目に見える」という点で分かり易いためでしょう、子どもたちのリアクションも大きいといいます。
木村氏(左) 波田氏(右)波田さんのように出張環境授業に出向いて、何か子どもたちが感じてもらえるような授業は是非やってみたいと思いましたし、いずれは系列局の垣根を越えて、“ecoラボレート”できると良いなと思わされた出来事となりました。
メンバーそれぞれが思いの丈をぶつけ、また、どんな取り組みにより、どんな発見があったかを語り合う、大変充実した座談会となりました。
お互いに、この日受けたこの刺激を自分の部署へ持ち帰りフィードバックしたいと、熱っぽく解散しました。
文:藤村さおり(フジテレビアナウンサー)