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2009年度 番組活動トピックス

「めざましテレビpresents 高島彩のつながるわ~るど」~世界に届け!ぼくらのミライデアート

[2010年4月5日更新分]

「めざましテレビ」では〈高島彩の「つながるわ~るど」世界に届け!ぼくらのミライデアート〉のコーナーで地球温暖化を止めるためのアイデア絵画、「未来」への「アイデア」の「アート」、<ミライデアート>を募集しました。

そして「めざましテレビ」に日本全国から645点もの<ミライデアート>が届きました。この日本の子どもたちの、‘地球の未来’への思いを世界に発信するために、高島彩アナウンサーがデンマーク・コペンハーゲンで行われた国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)の会場へ行き、<ミライデアート>を、COP15のキーパーソン国連のパン事務総長に手渡しました。

<ミライデアート>に託された子どもたちの環境への思いや願い、高島アナが国連パン事務総長に<ミライデアート>を手渡すまでの半年間のドキュメント、さらにアル・ゴア元米副大統領との対面の一部始終を、特別番組として2009年12月30日早朝と2010年3月26日深夜に放送しました。

さらに、環境を考える子どもたちの思いを残すため<ミライデアート>を書籍化、3月26日の出版を記念して、描いてくれた全645人の絵画を約2週間「銀座めざマルシェ」に展示しました。

高島彩アナウンサーのスペシャルコラム

2009年12月5日。一冊の画集がパン国連事務総長の手に届きました。「ミライデアート」と書かれた表紙をめくると、彩りに溢れた希望の絵がつまっていました。


親子で乗ることができるデンマークの自転車
昨年12月、めざましテレビの「ミライデアート」という企画の最終章として、国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)の取材の為、デンマーク、コペンハーゲンを訪れました。2009年の夏ごろから始まったこの企画は、「温暖化をとめるにはどうすればいいか?」という疑問を日本中の子どもたちに投げかけ、「理想の未来の姿」を絵に描いて送ってもらうというものです。

「緑の生い茂る田畑や山の傍で、今と同じように動物や虫と共に暮らしたい。」
「絶滅した動物たちが帰ってこられる地球にしたい。」
「雷のエネルギーを電力に変える仕組みを作りたい」

想像を超える反響でした。いい加減に描かれたものなど一つもない。子どもならではのアイディアが生んだ作品が毎日届けられ、645もの作品が集まりました。


COP会場では、氷点下5度の中6時間並んだ挙句、ゲートがクローズしてパスがもらえなかったり、翌日もインタビュー1時間前という状況で警察に摘み出されたりと、アドベンチャーな取材ではありましたが、これまでの頑張りはちゃんと届いていたようで、素敵なプレゼントもありました。
なんと、偶然居合わせた、アル・ゴア元米副大統領をパンさんが紹介してくださったのです。お二人の胸には「ミライデアート」がしっかりと抱かれていました。世界に届いた瞬間でした。


COP15会場内の国連広報のボードに
飾られた<ミライデアート>
温暖化問題を考えていると、ともすれば暗い話になってしまいます。それを「子どもと絵」という切り口でポジティブに考えられたこと。まさに「めざましらしさ」の溢れた企画でした。そして、子どもたちが、これだけ真剣に未来の地球について考え、話し合う機会を作れたこと。強い思いは必ず届くんだ!という事実を示せた事も大きな喜びでした。

各地に取材に行くなかで教えられた確かな思いは、諦めてはいけないということ。積極的に関わろうとする意識を持つ事の大切さでした。最終章と書きましたが、パン事務総長に絵を渡した事で終わりではありません。ここから始まるんですよね。日々温暖化が進む中、私達は考え続けなければいけません。それぞれのやり方でいいから、声を出し続けることを大切にしながら。
さあ、今日はパソコンの電源をOFFにして帰りましょうか。

文:高島 彩(フジテレビアナウンサー)

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