「探そう!ニッポン人の忘れもの」プロジェクト終了報告
[2010年3月1日更新分]
2009年11月20日(金)フジテレビ開局50周年3夜連続スペシャルとして
「探そう!ニッポン人の忘れもの」が放送されました。「めざましテレビ」と「とくダネ!」を中心に、フジテレビの情報番組が連動し、視聴者の皆さんの想いが伝わる特別企画となりました。
「探そう!ニッポン人の忘れもの」大野高義プロデューサー スペシャルコラム
9月から3カ月に亘って展開された開局50周年特別企画「探そう!ニッポン人の忘れもの」プロジェクトが11月20日(金)からの3夜連続特別番組をもって終了しました。
このプロジェクトは「めざましテレビ」、「とくダネ!」が中心となりフジテレビ情報制作局の番組すべてが連動した、これまでにない試みで「あなたの心の忘れもの」を400字詰め原稿用紙1枚の作文にして届けてください、という呼びかけから始まりました。
今年、フジテレビは50周年を迎えましたが、誰もが上を向き、前を見て走り続けてきたこの50年、便利で豊かになったこの50年に、ニッポン人は大切な何かを置き忘れてきてしまったのではないだろうか、この後の50年のために、今のうちに大切な忘れものをみつけておきませんか、という想いを込めたプロジェクトでした。
そんな想いに気づいていただけたのか、賞品も何もないこの呼びかけに寄せられた作文は、2640作。
その一つ一つに、その人その人の想いが込められ、過去を顧み、未来を向こうとする決意が感じられました。
寄せられた作文の一部は「めざましテレビ」、「とくダネ!」、「どーも☆キニナル!」で紹介させていただきましたが、その際に改めて取材させていただいた執筆者の方々のお話も、今のニッポン人が忘れかけた何かを思い起こさせてくれるたいへん貴重な物語でした。
また、プロジェクトの集大成となる3夜連続特別番組では第1夜「めざまし×とくダネ合体SP~作文~あなたが綴ったあの時代懐かし映像総力大捜索」として、寄せられた作文をきっかけに、テレビが映し出してきた映像を通して、改めて「忘れもの」を感じ、第2夜「スペシャルドラマハッピーバースデー」では、薄れゆく家族の絆を日本の原風景とともに描き、第3夜「たけしの日本教育白書」は著名人の作文紹介や現代ニッポンの実情を浮き彫りにすることで、さまざまな角度から「ニッポン人の忘れもの」を探していきました。
作文を寄せていただいた方だけでなく、きっと数多くの方がほんの少しは思いをめぐらせてくれたであろう「ニッポン人の忘れもの」、番組の最後に司会のビートたけしさんが語った「ニッポン人の忘れもの」は「昔のニッポンには『いい塩梅』があったよね」でした…。
文:大野高義(情報企画部プロデューサー)