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[2007年10月1日更新分]

梅津弥英子アナウンサーの『あなせん』 スペシャルリポート


生徒達の笑い声に、
あなせんもこの表情!

夏休み明け、今学期も"あなせん"が始まりました。 私が先日伺ったのは、品川区の小学校。4年1組・2組の授業を行いました。

校舎に入ると、小学校独特の懐かしい雰囲気が感じられ、休み時間にめいっぱい遊んでいる生徒達の声が聞こえてきます。「夏休みで充電十分?相当パワーがありそう♪」そんな事を思いながら、教室へ入ると、予想通り、汗だくで元気いっぱいの笑顔が迎えてくれました。

しかし、日直さんの号令で授業が始まると、さっきまで教室から飛び出して行きそうなほど元気だった生徒達が、急におとなしくなりました。私を目の前に緊張している様です。いきなりテレビ局のアナウンサーがやってきて先生になる!堅くなるのも無理はないですよね。この緊張をほぐすのも、1度きりの限られた時間に授業をする"あなせん"にとっては、大切なこと。

とにかく、難しい説明は抜きにして声を出してもらおう!そう思った私は、「じゃあ、まず立って!誰が一番長~く声を出せるかやってみよう!」と働きかけました。続けて、発声時の正しい姿勢を理解してもらうために、極端に高い音・低い音を1人ずつ出してもらい・・・
すると、みるみるうちに生徒達の表情が緩み、笑顔を見せてくれました。

ある男の子は、高い声を出す時に、くねくねしながら「キャー!」と叫んでいました。低い音が出せず、突っ伏してしまう女の子もいました。その度に、クラス全体が笑いに包まれ、私自身もモチベートされていました。子どもの笑い声って、本当にパワーがありますね。

"あ・え・い・う・え・お・あ・お"などの発声や、早口言葉にも挑戦しました。"生麦生米生卵"を、だんだんスピードをあげていき、かなり早く言えた生徒には、自然とクラス中から拍手がわきました。
「声は大きい小さいだけではない。訓練すれば、聞いている相手に親切な、響く声が必ず手に入る。」
最後にその事を伝え、授業を終えました。


もらった朝顔は、本の栞として、
大切にしようと思います。

帰ろうとする私に、ある生徒が寄ってきました。
「私は声が小さいんですけど、響く声になる様に練習します。
これ、先生にあげる。」
渡されたのは、折り紙で作った朝顔でした。

私自身、“あなせん”としては、まだまだ勉強中の身です。毎回、先輩アナウンサーに色々とアドバイスをもらい、どんな授業にするかあれこれ考えます。でも、"あなせん"当日、毎回私に向けられる、生徒達の真摯な眼差しと笑顔に、この活動の意味を感じています。

アナウンサーも社会貢献を・・・そう始めた"あなせん"で、私自身が素晴らしい経験をさせてもらっています。 さぁ、次回はどんな授業に出会えるか。楽しみです。

文:梅津弥英子(フジテレビアナウンサー)

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