佐々木恭子アナウンサーのFNSチャリティキャンペーン現地取材報告講演会スタート!
高知も熱気と涙でいっぱいでした
[2007年10月1日更新分]
高知さんさんテレビからのご報告
FNS系列局の高知さんさんテレビでは、9月8日(土)「さんさんテレビ開局10周年記念 FNSチャリティキャンペーン 佐々木恭子アナウンサー現地取材報告講演会」を高知市文化プラザかるぽーとで行いました。
募集期間が8月中旬から10日間程度しかありませんでしたが、定員をオーバーする応募があり、当日用意した230席はほぼ満席。老若男女幅広い層の皆様に来場いただきました。
パプアニューギニアのエイズの実情と、子どもたちに対する影響を取材したVTRには、ハンカチで涙をぬぐう方々の姿が印象的でした。
また、当日会場内で、FNS各局からいただいたノベルティグッズや、地元団体からいただいた商品のチャリティバザーも行いましたが、今年から始めた切手シートは完売、バザー商品もほぼ完売という大盛況。100,000円を超す募金が集まりました。ご協力下さいました皆様に、心より感謝いたします。
佐々木恭子アナウンサーからのご報告
行ってきました!まずは、パプアニューギニア報告講演会第一弾の高知市へ。
昨年も行っている報告講演会ですが、今年度の初回とあって少し緊張。でも、ご来場の皆様の笑顔に勇気付けられました。
200人以上もの方が、私の話を聞きに来て下さったことに、心から感激です。頭が下がる思いです。パプアニューギニアでの取材報告は、けっして聞いて楽しくなる話ではないですから・・・。
みなさん食い入るように私の顔を見ながら、時折頷いたり、ハンカチで目頭を押さえたり。たくさんのことを感じ取って下さったようです。何度も観ている取材VTRなのですが、現地で出会った子どもたちのことなどを思い出し、私自身こみ上げる涙を抑えられませんでした。
実は、この報告講演会の2日前に初めての姪っ子が誕生し、新しい命の誕生を家族全員で喜んだばかりだったのです。日本とパプアニューギニアとの落差に、改めて愕然としてしまったのですよね。世界はつくづく不平等なのだなあと・・・。
VTR視聴の後、会場の雰囲気が引き締まりました。私の言葉以上に具体的な映像の力で伝わった事が多いのでしょう。特に、ご自分も子育てをしている方は、日本の子どもたちが育つ環境との落差を知り、「このやるせない思いをなんとかしたい。自分たちに何かできることはないだろうか?」と考えてくださったようです。その気持ちが、世界中で貧困や病気に苦しんでいる子どもたちを救う第一歩だと、私は思います。
「パプアニューギニアのエイズの状況は、以前の日本のハンセン氏病と似ているのでは?」「最近なぜ日本ではエイズに対する喚起がなされなくなったのか?」など熱心な質問が相次ぎました。
私にとって、先月の"よさこい祭り"取材に続いて今年二度目の高知。スタッフにも皆さんとも気心が知れていて、報告講演会の初回は良いスタートが切れました。
会場の設営や運営をはじめ、高知さんさんテレビの皆さんのバックアップに感謝しています!
文:佐々木恭子(フジテレビアナウンサー)