新スタジオにおける環境対策の促進
フジテレビでは、2007年秋の運用を目指し開局50周年記念事業として「臨海副都心スタジオ(仮称)」の建設を進めています。新スタジオでは、環境負荷を低減するため最新の環境配慮技術が導入され、おおむね2割程度のエネルギー消費量軽減が達成される見込みとなっています。
環境配慮建築技術の導入
■環境配慮建築技術の導入
【外壁:ダブルスキン構造の導入】
外壁を内壁(内層)、外壁(外層)の2重構造として、空調効率(熱負荷の軽減)を向上させ、省エネを促進します。
【細分化空調システムの導入】
事務スペース空調に細分化制御システムを導入。空調効率を向上させ、省エネを促進します。
【温度成層形成空調システムの導入】
スタジオの大空間に温度成層形成空調システムを導入。空調効率を向上させ省エネを促進します。
【省エネ照明システムの導入】
昼間の自然光を全面的に利用し、室内照明の効率化を図るとともに、無人時消灯システムを導入して省エネを促進します。
新照明システムの開発・採用
新照明システム(パッケージ照明昇降装置)を開発(意匠登録済・特許出願中)、新スタジオに初導入しコストダウンとともに、安全性・作業効率の向上と省資源・省エネを促進します。
映像・音声システムの効率的運用
各スタジオを汎用スタジオとせず、システムの効率化を実現することにより、同規模(約300坪)の本社V4スタジオと比べて、新スタジオのM1(バラエティ専用)スタジオで約3割、D1(ドラマ専用)スタジオで5割以上の定格消費電力が削減可能となる見込みです。
自然エネルギー外構照明の採用
新スタジオにおける環境配慮のシンボルとして、スタジオ外構に風力、太陽エネルギー照明を導入予定で、地球温暖化防止等に関する啓発、普及活動としても寄与します。