FNNスピーク (月曜~金曜11時30分~12時00分 土曜11時45分~12時00分放送)
命のかばん・5~心臓移植手術に成功した男性は今~
(2007年5月25日放送)
心臓移植患者が代々受け継いでいる特別なかばんがあります。「命のかばん」と呼ばれているもので、これを持っていると手術に成功するといわれているのです。広島市に住む溝手善之(みぞてよしゆき)さんは、重い心臓病のため、一昨年「命のかばん」を持ってアメリカに渡り心臓移植手術を受けました。
心肺停止になるほど危険な状態を切り抜け見事手術に成功、4月から医療事務の仕事を始めた彼を取材しました。一方、溝手さんからかばんを受け継いだ小笠原憲一さんはドイツで不安な待機の日々を送っています。
移植が必要でも待つしかない患者が多くいる中、社会復帰した溝手さんは移植患者たちに勇気を与える存在です。小笠原さんはいつか命のかばんをバトンタッチして帰国する日を心待ちにしています。