番組向上への取り組み

コンテンツ制作会社の皆様へ

フジテレビと制作会社とのパートナーシップに関するガイドライン

私たちが信頼されるコンテンツを制作していくためには、制作会社とのよきパートナーシップを確立し、制作会社の意思・意向を十分に尊重することが重要です。コンテンツを制作・発注する立場にあるテレビ局が自らに最終的な放送責任があることを忘れ、テレビ局側の事情を一方的に制作会社に押し付けるとき、<捏造・やらせ>等あってはならない事態が起きたり、制作現場での安全性を確保できず事故が起きやすくなります。
フジテレビでは、制作会社をパートナーとして、社会に信頼される良質なコンテンツを制作していくためのガイドラインをここに定めます。

1. 宣言

制作会社はフジテレビのよきパートナーであり、両者は協力して、全スタッフ及び関係者に法令・株式会社フジテレビジョン番組基準及び社団法人日本民間放送連盟放送基準・制作に関する契約書等を遵守した番組制作を行う意識を徹底させ、制作環境の向上を目指し、より社会に信頼される良質なコンテンツを制作していくように努める。

2. 制作前の合意

フジテレビと制作会社は、企画内容・制作予算・制作スケジュール・権利の帰属および配分等に関して両者で検討・合意しコンテンツ制作にあたるように努める。併せてフジテレビは下請法遵守を徹底する。

3. 制作中の合意変更

2条の合意にかかわらず、制作過程で合意事項を変更せざるを得ない場合や、予測不可能な事態が生じた場合には、制作会社は速やかにフジテレビに報告する。報告を受けた場合、フジテレビは合意事項の変更等、誠意をもって速やかに対応する。

4. 制作過程での点検

フジテレビプロデューサーは、コンテンツに対して最終的な放送責任があることを自覚し、制作状況を詳細に把握するように努める。
制作のいかなる過程を問わず、違法行為や不正や危険性等が発生した場合には、制作会社はフジテレビに報告する。
フジテレビプロデューサーは、コンテンツの内容に違法行為や不正や危険性等があると判断した場合には、制作会社及び関係者等に、より詳細な報告を求めるなど必要な措置を行う。
その場合、フジテレビと制作会社は協議した上、速やかに対応する。

5. コンテンツに対するクレーム等

制作中、放送中、放送後を問わず、コンテンツに対するクレームがあった場合、制作会社はフジテレビに対し、速やかに報告をするように努める。
クレームに対しては、フジテレビと制作会社が協議し両者協力して問題の解決にあたるようにする。

6. コンテンツ制作発注者としての立場の自覚

フジテレビは制作会社に対しコンテンツを発注し制作する立場にあることを自覚し、上記各条項において、制作会社の報告等に対し不当な扱いをしてはならない。
フジテレビは、本ガイドラインを制作会社に開示し、その実効性を高めるように努めるとともに、プロデューサー研修やコンテンツごとのスタッフ及び関係者による全体会議などを適時適切に実施する。
また、フジテレビ社員は制作スタッフであるか否かにかかわらず、コンテンツに対して率直に意見が言える勇気を持たなければならない。

「パートナーシップに関するガイドライン」が守られていない等、フジテレビ社員の制作会社の皆様への向き合い方に関して、お気付きの点がございましたら、編成管理部までご連絡頂きますようお願い申し上げます。
また、編成管理部を通さず直接、ご意見を伺う窓口も設けております。コンプライアンス推進局までご連絡ください。
ご相談・ご連絡につきましては、決して皆様の不利益にならないようにいたします。
ご相談された方に関する個人情報やご相談内容は調査・対応に必要な範囲でのみ使用し、そのプライバシーを保護し、それ以外の目的では一切使用いたしません。

社外相談窓口を利用した相談をご希望の方へ

・社外相談窓口を利用した相談をご希望の方は、次のメールアドレス宛に、ご相談内容をお送りください。
wb_fuji@123-law.jp(ひふみ総合法律事務所)
相談を受け付けてから、2営業日以内に返答します。
・原則として上記返答から10営業日以内に、相談の具体的内容等を確認するためのヒアリングを実施します。
・相談者(被害者)がご希望の場合には、臨床心理士によるサポートを受けることもできます。

1. 社外相談窓口に相談できる方(相談者) ①フジテレビの役職員(1年以内にフジテレビの役職員であった方を含みます)
②フジテレビの事業、製品またはサービスに直接関連する取引先事業者の役職員または個人事業主(コンテンツ制作会社の役職員、プロデューサーおよびディレクター、技術および美術スタッフ、警備員、清掃員等を含みます)
③フジテレビのコンテンツの出演者および取材対象者

2. 社外相談窓口に相談できる事実(相談対象事実)①フジテレビにおける法令、社内規則および企業倫理に違反しまたは人権を侵害する行為(ハラスメントを含む、潜在的に人権を侵害する行為およびフジテレビが手がける放送・配信またはその準備に当たって生じるものを含みます。以下「コンプライアンス違反」)またはそのおそれのある行為
②フジテレビのバリューチェーン上で生じるコンプライアンス違反またはそのおそれのある行為であって、フジテレビが原因を作出しもしくは助長するものまたはフジテレビの事業、製品またはサービスに直接関連するもの
※但し、コンプライアンス違反に該当しない不平・不満等の申立ては含まれません。