番組向上への取り組み

移動受信用地上基幹放送 番組審議会

第1回 移動受信用地上基幹放送 番組審議会議事録概要

1. 開催日時

平成27年10月5日(月)正午より

2. 開催場所

東京都港区台場2-4-8 フジテレビ本社 会議室

3. 出席者
  • 委員長
    吉岡忍
  • 委員
    杉浦克昭、藤原庸介、竹中尚人、渡邊健一、池田哲雄、升本喜郎、林香里
  • 株式会社フジテレビジョン
    清水賢治、岡崎洋三、手塚久、窪田正利、五百城重典、平野雄大、関克哉、江尻教彰、宋ハナ、門澤清太、永竹里早、鹿内植
4. 議題

「ウルトラ怪獣散歩 (大阪編)」
平成27年9月22日 24時からフジテレビONEスポーツ・バラエティでVTR放送

議題番組について各委員から次のような意見が出された。

  • たこ焼きを食べるフリをするなど怪獣が人間的すぎるので、怪獣からみた人間という視点を入れてみるのはいかがでしょうか。
  • フジテレビONEの視聴者層に合っている番組だと思いました。ウルトラ世代かどうかで分かれると思いますが、怪獣が分かる世代ですと非常に面白い番組だと思います。
  • オープニング映像や歌など昔を思い出させる演出で子供の時の記憶が蘇りました。
  • 他の回ではどこへ行って、彼らのリアクションはどうだったか見てみたいと思いました。
  • 台本とアドリブの混ぜ具合も素晴らしく、感心しました。
  • エンディング曲がとてもよく、もう一回みてみる気になりました。
  • 「俺たちはどこにもいけないんだ」という歌詞に哀感を感じました。
  • 「人間の方が怪しいんじゃないの」というセリフにもあるように人間のおかしさをもう少し出したら世代を超える何かが生まれるのではないかと思いました。
  • 怪獣の紹介や過去のエピソード紹介をもう少し増やしたほうがいいかと思います。
  • とてもメッセージ性があり、息子も見て凄くはまりました。世代関係なくコミュニケーションツールになるような番組だと思います。
  • 大人向けならもう少し社会風刺要素をスパイスとして入れてもいいかもしれません。
  • 宣伝の仕方を、もう少し分かりやすくしたほうがいいと思いました。
  • 動物・怪獣の擬人化が日本は得意だとあらためて感じました。

制作サイドからは次のような説明がされた。

  • 「各チャンネルの想定している視聴者層について」という委員からの質問に対して
    フジテレビONE プロ野球中継など男性向けを意識し編成しています。
    フジテレビTWO ドラマ・アニメを主に編成し女性向けを意識し編成しています。
  • 「番組はどうやって選んだのか?」という委員からの質問に対して
    オリジナル番組もしくは話題になった作品を審議対象のチャンネルに推薦してもらい決めています。
  • 「ウルトラ怪獣散歩」について
    最後の曲は完全オリジナルです。深く社会に切り込もうとは思わず、取材を断られていく制作の気持ちを歌詞にしました。
    視聴ターゲットに関しては、40~60代のおじさん、精神的には小中学生の大人をターゲットと考えて作っておりますが子供からも意外と反応があります。
    低予算で変わったものを見せ続けていくことを念頭に置いて作っております。
    怪獣はどこか悲しさを持っているのでそこを出しつつ、何かメッセージを伝えられるように構成を考えていきたいと思います。
    ちなみに、ウルトラシリーズは1966年からスタートし、最も派生シリーズが多い番組としてギネスに登録され、
    「ウルトラ怪獣散歩」も派生番組の一つとして登録されました。

その他
会社側から「移動受信用地上基幹放送(V-High放送)」の現状について説明した。

5. 報告事項

次回は平成28年3月14日(月)を予定。
議題は「フジテレビTWO」の番組の予定。