11月8日土曜日。曇り。いよいよ本番です。
前日の晩から当日の朝まで舞台や客席の準備を整えながら、観客の皆さんがどのくらい来ていただけるのか、不安をいだきながら準備をしていました。その不安は、開場後、22階の会場へ上がるエレベーター前に並んでいただいている皆さんの姿を見てすぐ吹き飛びました。
観客数は、関係者を含め、2公演で600人と本当に大勢の皆さんにお集まりいただくことができました。
ご来場された皆さんに心より御礼申し上げます。
さて、当日、ご覧になれなかった方々と来ていただいた方々にも、当日の公演風景を写真でお伝えします。
まず、今年、フィリピン・レイテ島へ取材に行った、総合司会の森本アナウンサーが壇上で趣旨を説明しました。
「ちょうど一年前 フィリピン・レイテ島を中心とする島々を世界の気象観測史上3位という猛烈な台風が襲い甚大な被害をもたらしました。
この被災により、何らかの支援を必要とする子どもたちは、ユニセフの調査によるとおよそ590万人といわれています。そのフィリピン共和国の子どもたちを支援するため、この朗読劇の収益は、公益財団法人日本ユニセフ協会を通じて支援に活用されます。」と説明し、早速、朗読劇「イキヌクキセキ」が始まりました。
イキヌクキセキは、震災で両親をなくした女子高生の葵と、一緒に暮らすことなった、ある夫婦の物語でしたが、観客の中には涙をぬぐう方々の姿も見られました。
休憩を挟んでの第2部は朗読「かぜのでんわ」です。
短い物語をつなぐ語りの役は山﨑アナウンサーです。
かぜのでんわは、岩手県大槌(おおつち)町の海を望む高台に実際にある電話線のつながっていない電話と、その横に置かれたノートに訪れた人々が書き残したメッセージを基に描かれた「絵本のお話」です。
短い物語を、いかに観客の皆さんに伝えられるか、出演者は通し稽古では苦労していましたが、さすが本番。それぞれの想いをぶつけていました。
そして、朗読劇の締めくくりはアイドリング!!!5人によるミニライブです。
今回の朗読劇には、フジテレビのアナウンサーを始めとする出演者の他に、アイドリング!!!のメンバー5人が加わってくれましたが、結成8周年を迎えたアイドリング!!!も、近年の様々な災害など多くの情報に接するうちに、何か自分たちも役に立ちたいと今回FNSチャリティキャンペーンの活動に協力をしてくれることになりました。
彼女たちの歌からは「元気」や、「未来を信じて生きる想い」が伝わってくるものが沢山あります。
今回は、全部で100曲以上もある彼女たちの曲の中から、一人でも多くの人が笑顔になれるようにとの想いを込めたハッピーで前向きな曲をお送りしました。
「無条件☆幸福」
「Like a Shooting Star」
「MAMORE!!!」
「やらかいはぁと」
そして、最後の曲は、今回の朗読劇のメインテーマである「イキヌクキセキ」を歌いました。
アイドリング!!!のメンバーの持ち歌ではない曲でしたが全員の歌声は聞く人の心をうったことに間違いありません。
「イキヌクキセキ」最後のフレーズは出演者全員での合唱です。
公演のエンディングはチャリティオークションで締めくくりました。
オークション品は、11月24日(月・祝)にNHKホールで開かれる、
「アイドリング!!!14thライブ 井の中のアイドリング!!! 大海でバタアシング!!!」用に作られたナンバリングTシャツに銘々がサインしたものと、アナウンサーと出演者全員のサインの入ったTシャツです。
落札金はフィリピン支援に充てられます。
FNSチャリティキャンペーンでは、これからも世界で厳しい環境で暮らす子どもたちの支援を続けてまいりますが、皆さんに世界で暮らす子どもたちの実情を「知っていただき、考えていただき、何か行動していただけるよう」今後も様々なイベントを企画し皆様のご理解ご協力を得て行こうと思っています。
FNSチャリティキャンペーンの今後の企画にどうぞご期待ください。
FNSチャリティキャンペーン事務局