放送内容詳細

 とある教会。その日、知人の結婚式に列席していた良則(松本幸四郎)は、「結婚とは神のつくられた制度で・・・」という牧師(平畠啓史)のことばを聞いてハッとなり思わず挙手、そして尋ねていた。「もう少し説明いただいていいでしょうか?神の作った制度」について。
 そしてこの時から、“結婚”という制度が研究のテーマとなった良則は、郵便局員(酒井敏也)に奥さん(宮田早苗)に、そして未婚の古本屋(金替康博)にもテーマについての質問を投げ掛け始めたのだった。
 正子(松原智恵子)は、結婚式の時でのこの出来事を憤慨しながら娘たちに話して聞かせた。だが、幸弘(小日向文世)の昇進が決まったという奈津子(戸田恵子)や、最近雅史(山口智充)の作品が売れるようになってきたとかで、着る物も頻繁に新調するようになってきたいつ子(川原亜矢子)は、いつもとは違い、良則の諸行にも正子の苦情にも「またいつものこと」とあまり関心を示さなくなっていた。
 そんな中、世津子(国仲涼子)だけは父の抱えた問題と無縁ではいられなくなった。突然ヒロミツ(佐藤隆太)が、「結婚して」とプロポーズしてきたのだ。実は、ヒロミツの実家はポンカン農家で、ヒロミツは大学を出たらそこを継ぐことになっていたらしい。だが、そんな気はないヒロミツは、母に結婚したい子もいるし東京に残ると手紙を出したという。
 丁寧に写真まで添えて。そして、その写真というのが、この前撮った柳沢家の家族写真だという・・・。世津子は、即座にノー!の返事。ヒロミツは落ち込むのだった。だがそんな中、息子を連れ戻しにヒロミツの母・シマ子(大島蓉子)が柳沢家に乗り込んできた!結婚話でさえびっくりしているところにきて、シマ子の有無をいわさぬそのパワーに一家は唖然!
 良則は対でシマ子と話し合うあうことになるのだが・・・・・・。
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出演者

柳沢良則(62)…松本幸四郎
柳沢正子(56)…松原智恵子
【長女一家】
山口奈津子(37)…戸田恵子
山口幸弘(43)…小日向文世
山口華子(6)…三浦透子
【次女夫婦】
村田いつ子(28)…川原亜矢子
村田雅史(30)…山口智充(Don Doko Don)
【三女&恋人】
柳沢世津子(21)…国仲涼子
恩田ヒロミツ(21)…佐藤隆太

スタッフ

<原 作>
  山下和美(講談社刊)
  モーニング連載『天才柳沢教授の生活』より
<脚 本>
  土田英生
  藤本有紀
<監 督>
  鈴木雅之
  西浦正紀
<プロデュース>
  和田行
  中島久美子
<音 楽>
  服部隆之
<制 作>
  フジテレビ制作センター