第9回 2017年12月12日(火)放送 あらすじ

暴いた黒教師の罪…問えない母親の罪

高校1年生のバスケ部員・圭吾(遠藤健慎)が謎の死を遂げた。自殺の原因とうわさされたバスケ部の関係者が立て続けに襲われ、犯人は圭吾の幼なじみの香澄(佐久間由衣)だと分かる。圭吾を死に追いやった人物への復讐のためだった。香澄が「あと1人…」と言うターゲットは圭吾の担任教師・霧島(及川光博)。香澄は霧島を陥れるべく、ノートPCを盗み出し、日向に託す。中身を見た日向は、霧島が圭吾の死に大きく関わっていることを知りがくぜん。教師として、生徒を守るべき立場の霧島がとった驚きの行動について、その真意を問いただす。

一方で、恋人の本庄(工藤阿須加)から暴力を振るわれた日向は、そのせいで結婚に対して後ろ向きになる。「あの人のようになることが怖い」――長年、母・尚子(手塚理美)に支配されてきた日向は、まだ結婚して母親になる覚悟ができていないと分かったのだ。尚子もまた、娘に暴力を振るった本庄を決して許そうとはせず、早速、日向に見合い話を持ってくる。しかし日向は、毅然とした態度で「私はお母さんの所有物じゃない」と自分の気持ちを伝える。そして、本庄が、両親からの愛情や関心を受けずに育ってきたことを知った日向は、電話で「私は母親とちゃんと向き合ってこなかった」と打ち明け、本庄にも「いちばん望んでいることは、ご両親に自分のことを認めてほしい、ということでは?」と問いかける。そして2人の今後の関係について、ある結論を下そうとする。

吉岡家では、圭吾の妹の英美里(竹内愛紗)が、母・真紀子(仲間由紀恵)が息子の部屋を盗聴していた証拠をマスコミに流していた。すぐさま、テレビやネットで真紀子の異様な行動が報じられ、一時は真紀子に同情的だったマスコミも、一転して真紀子を糾弾。圭吾を死に追いやったのは、精神的虐待を続けてきた“毒親”にほかならないと、非難する。最愛の息子を失い、自らの愛情を否定され、そのうえ家族にも見放された真紀子は…。

キャスト

井上真央
及川光博
工藤阿須加
白洲迅
新川優愛
佐久間由衣
遠藤健慎
渡邉剣
山口まゆ
井頭愛海
夏子
堀家一希
竹内愛紗
立野沙紀

青柳翔
馬渕英里何
中林大樹
近江谷太朗

羽場裕一
手塚理美
仲間由紀恵

スタッフ

【脚本】
古家和尚

【音楽】
眞鍋昭大

【主題歌】
東方神起「Reboot」(avex trax)

【プロデューサー】
河西秀幸
山崎淳子

【演出】
小林義則

【制作協力】
共同テレビ

【制作著作】
関西テレビ

バックナンバー