聖母・聖美物語
愛美(三輪ひとみ)の出産が近づき、諏訪(古山憲太郎)は弘明(金子昇)に改めて出産に関する段取りを確認する。周囲に気づかれぬよう、用意周到に事を進める弘明に感心した諏訪は、聖美(東風万智子)の幸せのためになるなら、喜んで自分も全身全霊を傾けると告げる。
聖美は、愛美が赤ちゃんに着させるケープや靴下を自分に隠れて編んでいるのを知る。「本物の母親は私」と怒りに震える聖美は、編み掛けの毛糸を、我を忘れてほどいてしまう。
数日後、波津子(丘みつ子)が舞う能を聖美と愛美が見ていると、ついに愛美の陣痛が始まる。帝王切開で陽(平林智志)を生んだため、陣痛のことがよく分からず慌てる聖美に比べ、愛美は「生まれるのはもう少し先」と余裕の態度を見せる。
聖美は、愛美が赤ちゃんに着させるケープや靴下を自分に隠れて編んでいるのを知る。「本物の母親は私」と怒りに震える聖美は、編み掛けの毛糸を、我を忘れてほどいてしまう。
数日後、波津子(丘みつ子)が舞う能を聖美と愛美が見ていると、ついに愛美の陣痛が始まる。帝王切開で陽(平林智志)を生んだため、陣痛のことがよく分からず慌てる聖美に比べ、愛美は「生まれるのはもう少し先」と余裕の態度を見せる。