聖美（東風万智子）は、姿の見えない繁郎（原田龍二）を探すため、家の地下にあるワインセラーに向かう。すると突然、鍵がかけられ閉じ込められてしまう。驚いた聖美はワインを一本落として割ってしまう。ダメにしたワインがあまりにも高額で聖美は驚くが、さらに、普段は口数の少ない繁郎がワインのこととなると饒舌になるのにも戸惑うのだった。
聖美のもとをかつての勤め先「星川法律事務所」の代表、星川弁護士（風間トオル）が訪ねて来る。聖美は高校を卒業してから8年間、星川の元で働き、星川も親身になって聖美と接してきたのだ。ところが聖美は、「これからは柳沢聖美として精一杯生きていくので、手助けはもう必要ありません」とさりげなく拒絶の態度を表す。しかし聖美に好意を寄せる星川は…。
波津子（丘みつ子）に呼ばれた聖美は、何でも無駄にせず、節約を心掛けてきたこれまでの生活を改めるよう厳しい口調で告げられる。さらに、1年以内に子供が授からなければ繁郎と離婚するよう迫られ、衝撃を受ける。