あらすじ
<第4回> <第5回> <第6回>

<第4回> 「四夜・・・謎の巨人シンゲツ起動」
 ユキの身にたびたび変化が生じる。ユキに憑依した神官ザメの覚醒が始まったのだ。それでも、その変化を怖がりながら日常の生活を送るユキ。

 AIT隊員正人の後輩、某大学怪獣研究会の部員に紹介されるアカネと、その親友ユキ。その部員の一人、稔はユキのストーカーとなる。一方的な愛に答えてもらえない不満が、巨大タマゴイドムを出現させる。イドムとミカヅキが戦っている最中、意識を失った風雄は、アストラル界の妖精ルナ・ティカルにより、少しだけアストラル界にシンクロし、そこで父哲郎を見る。その事が、父はまだ生きているという確信を風雄にもたらし、卵の中より生み出された思念獣イドム・ギリークとの戦いを再開する。

 ミカヅキが不利になっている状況下、謎の巨大ロボット”シンゲツ”が登場。シンゲツがギリークを一瞬にして破壊する。対峙する、ミカヅキとシンゲツ。はたして、シンゲツはミカヅキの敵なのか、味方なのか…。

<第5回> 「五夜ミカヅキVSシンゲツ・・・最終決戦」
 シンゲツを起動したのはユキだった。

 あけぼの重工のライバル、シグマロイド社の鉄人機スパルタクスTCの採用が決定する。しかし、そのとたん、スパルタクスTCが暴走し始め、ミカヅキとシンゲツによって、暴走が阻止される。イドムを倒すのに、シンゲツの力も必要だと思う日下は、ユキに不振なところが無いことよりAITの準隊員として迎える事に。しかし、それは、ミカヅキに近づくための神官ザメの策略だった。

 神官ザメの策略を読みとったオウ・トルパは、ザメに攻撃をかけ、ザメもユキも自分の思い通りになるようにしてしまう。ザメは、シンゲツとミカヅキ、2体とも思い通りにすることで、現世を支配しようと考えたのに対し、トルパは、シンゲツとミカヅキを一体化する事によって、最強の力(=月と地球の合体)が発揮され、それを利用して現世に理想郷(=ガイラの国の復活)を築こうとしていた。トルパの支配下に置かれたユキは、ミカヅキに攻撃を開始。ミカヅキをシンゲツに吸収しようとする。  それと同時に、月が奇妙な動きをし始める。

<第6回> 「六夜・・・父さん、ミカヅキさよなら」
 戦うシンゲツとミカヅキ。ミカヅキ、シンゲツのパワーに圧倒され、ミカヅキの体がズブズブとシンゲツの体内に飲み込まれ始める。ミカヅキを吸収するに従って、シンゲツの体は不気味なオブジェめいたタワー(ソムニウム・フージョン)へと変形していく。

 窮地に陥った風雄がミカヅキの名前を叫ぶと、突然、巨大なイエイドムが出現する。その中に消える風雄。風雄がその中で見たものは、5歳の時の自分と父、哲郎の姿だった。哲郎ともう一度会うために、イドムの中で魑魅魍魎と闘う風雄。

 一方、地上ではAITとアカネを中心にミカヅキとシンゲツの一体化したタワー(ソムニウム・フージョン)と闘う。

 5歳の風雄と現在の風雄が通じ合ったとき、5歳の風雄は消え、イドムが崩壊し始めると同時にアストラル界が現れる。そこにとらわれていた哲郎が風雄に話しかけるが、物質として存在していない哲郎とは触れ合うことができない。しかし、哲郎が生きていることをはっきりと確認した風雄は父をアストラル界から救い出すことを心に誓う。

 現世に戻ってきた風雄は、イドムの崩壊とともに分離したミカヅキでシンゲツと闘う。AITとアカネ、ミカヅキの心が一つになったとき、シンゲツを倒すことに成功する。また、その事に不意を打たれているトルパも、ザメによって殺される。  長かった戦いも終わり、ミカヅキも消え、再び現世に平和が戻り、微笑み合う隊員達だったが、風雄の心には、父を助け出すという、新たな目標があった。この戦いによって、ミカヅキとともに、風雄は大きく成長した。

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