愛の迷宮
コンクール
カフェバーに来た男は、ゆりあの胸のペンダントを見て、はっとする。子どもの頃、よく似たペンダントを見たことがあった。
ゆりあは鮎川コンツェルンが主催する住宅設計コンクールに応募することに決める。グランプリを取ったら、拓真に会えるかもしれない、と期待したのだ。ゆりあは昔、拓真から貰った絵を今でも大切に部屋に飾っていた。建築学校で、ゆりあがコンクールの作品を描いていると、前にも一度話しかけられたことのある若者に、再び声をかけられる。ゆりあはバイトへ出かけていくが、デッサン帳を机の上に忘れていく。まもなく、コンクールの審査発表の日がくる。
ゆりあは鮎川コンツェルンが主催する住宅設計コンクールに応募することに決める。グランプリを取ったら、拓真に会えるかもしれない、と期待したのだ。ゆりあは昔、拓真から貰った絵を今でも大切に部屋に飾っていた。建築学校で、ゆりあがコンクールの作品を描いていると、前にも一度話しかけられたことのある若者に、再び声をかけられる。ゆりあはバイトへ出かけていくが、デッサン帳を机の上に忘れていく。まもなく、コンクールの審査発表の日がくる。