番組紹介

小学校の「お受験」を軸に、5人の「ママ友」の間で繰り広げられる複雑な人間関係。そこは、友情、嫉妬、見え、ウワサ、建前、ウソ、裏切りが、目まぐるしく交錯する、一度入ったら抜け出せない「ママ友地獄」。卒業、就職、結婚、出産で終わると思っていた女の闘い。しかし、待ち受けていたのは「ママ友」、「お受験」という新たな闘いだった。幸せを模索する全ての女性たちへ贈る、女性の女性による女性のための、衝撃の社会派ドラマが「火9」に登場!

 少年犯罪、お受験戦争、就職氷河期…子どもを取り巻く環境が、これまでになく暗い現在の日本。その中で、未来の希望となる子どもを育てる母親たち。彼女たちは、しゅうとめとの関係から夫の給料まで、「妻」として頭を悩ます傍ら、誰にも相談できない育児についての悩みも抱え込み、「母」としても苦しんでいる。「今の自分は、果たして本当の自分なのか?」、そんな永遠に答えの出ない焦燥感や孤独感の中で必死にもがき、心のすき間を埋めるようにして作った「ママ友」。苦しい時には助け合い、悩みを打ち明け合うはずが、そこに競争という概念が加わった途端、自身の奥底に形を潜めていた黒い感情が突如現れる…。

 『名前をなくした女神』では、大学全入時代に突入するからこそ、一層過熱している「お受験戦争」を軸に、一度入ったら抜け出せない「ママ友社会」の光と影を描くことで、母親たちの強さ、もろさ、弱さ、恐ろしさをえぐり出す。これは、そんな闘いに突然巻き込まれた平凡な主婦が、暗くて長いトンネルを抜け出し、光を見出すまでの奮戦記。そして同時に、一度は見失いそうになった自分を取り戻し、自らの芯の強さ、母性の強さを再び自覚していく、再生のストーリー。トンネルを抜けた時、彼女の前には、きっと、母として、妻として、そして女として、自分の人生を豊かにするベストな選択肢が待っているはず…。

 主演は、女優デビュー以来、『泣かないと決めた日』、『ジョーカー~許されざる捜査官』など、着実にそのキャリアを一つずつ積み上げている杏。ドラマ以外にも映画、CM、舞台、歌と、ますます活躍の場を広げる、今最も旬な彼女が、満を持して「連続ドラマ・初主演」を務める。杏が演じるのは、5歳の息子を持ち、明るくまっすぐで物おじしない性格の秋山侑子。子供の「お受験」に関して、これまで無縁であったが、引っ越しした先で初めて「ママ友」たちと出会うことにより、息子を「お受験」させることを決意する。その「お受験」を軸に生まれる「ママ友」同士のあつれきや、女同士の社会で生きていくことの息苦しさと難しさから、生まれて初めて、自分の価値観が揺るがされることになる。子煩悩で家事にも協力的な理想的な侑子の夫・拓水には、つるの剛士。 2009年4月クールの『アタシんちの男子』以来、2年ぶりの連続ドラマ出演となる。

 彼女を取り巻く4人の「ママ友」にも、それぞれ個性的なキャラクター、そして演技派の女優陣がずらりとそろう。神経質な夫(高橋一生)から虐げられているものの、それを悟らせまいと「明るく元気で世話好きな幼稚園の役員ママ」を懸命に演じる専業主婦・安野ちひろに尾野真千子。トラック運転手(五十嵐隼士)と出来ちゃった結婚し、18歳で娘を出産した、オシャレに命をかけるヤンキーママ・進藤真央に倉科カナ。ベビーグッズの輸入ネットショップを立ち上げ、12歳年下の元人気モデル(KEIJI)を夫に持つ女社長・沢田利華子にりょう。そして、生まれついてのお嬢様で、ベンチャー企業の社長(平山浩行)と結婚し、女性誌の「カリスマ主婦読者モデル」としても活躍する典型的なセレブママ・本宮レイナに木村佳乃。彼女たちが形成する「ママ友地獄」、そしてそこで繰り広げられる女性同士の闘いが、『名前をなくした女神』の最大の見どころ。

 小学校の「お受験」を軸に、友情、嫉妬、見え、ウワサ、建前、ウソ、裏切りが、目まぐるしく交錯する複雑な人間関係。卒業、就職、結婚、出産で終わると思っていた女の闘い。しかし、待ち受けていたのは「ママ友」、「お受験」という新たな闘いだった。幸せを模索する全ての女性たちへ贈る、女性の女性による女性のための、衝撃の社会派ドラマに乞うご期待!
閉じる
もっと見る

出演者

スタッフ

■企画
 太田 大
 (『泣かないと決めた日』『ジョーカー~許されざる捜査官』
『メイちゃんの執事』など)

■プロデュース
 浅野澄美
 (『風のガーデン』ドラマ『サザエさん』シリーズ『拝啓、父上様』など)

■脚本
 渡辺千穂
 (『泣かないと決めた日』『赤い糸』『東京リトル・ラブ』など)

■演出
 水田成英
 (『医龍』シリーズ 『救命病棟24時』シリーズ『不毛地帯』など)

■制作
 フジテレビ

■制作協力
 FCC