第3回 2009年11月2日(月)放送 あらすじ

パトロン

 カリフォルニアからニューヨークへ、3週間ぶりにドンが戻ってきた日は、アメリカ、いや、世界にとって、核戦争の危機に直面した”恐怖の13日間”の真っ直中、1962年10月22日、月曜日だった。
 ケネディ大統領がテレビ演説で、キューバにソ連の核ミサイル基地が建設されアメリカの脅威となっていること、アメリカは4軍をあげてキューバの海上封鎖を断行、ソ連との核戦争も辞せずと、デフコン2を発動したことで、たちまちアメリカ全土に混乱と恐怖が広がり、人々はパニックに陥る。
 スターリング・クーパーでは、浮つく社員達の動揺をよそに、ダック主導によるパットナムとの合併が実行に移され、パットナムの代表シンジェン・パウエルを迎えて、全役員が手打ちを行うが、ダックを社長にいだき、金儲け主義に突っ走る新会社は自分のいるところではないと、途中で席を立つドン。怒ったダックは机を叩き、一同の顰蹙を買う。断っていたアルコールをまた飲み始めたことで、酒に飲まれやすい弊害を実証したダックに、シンジェンも含めて、役員一同の視線は冷たかった。
 ペギーは、ギル神父に続いて、ピートからも求愛されるが、ピートには彼の子を身ごもり出産した事実を告げ、彼の愛を受け入れるつもりはないと答える。世間の騒動をよそに、安らかな眠りに就くペギーの心は、穏やかだった。
 婦人科の診察で妊娠を確信したベティは、今の状況下で子供は産めないと、堕胎を考えるものの、心は揺れ動いていた。積極的な堕胎が難しいなら流産をと考え、敢えて激しい乗馬を続けるベティ。そんな彼女の前に、ドンが現れ、許しを乞うてきた。
 帰宅は許さないものの、子供達に会いたいとのドンの要求を受け入れ、彼の泊まるホテルに子供達を連れて行くベティ。その夜、人出のめっきり減ったマンハッタンのバーにひとり足を踏み入れたベティは、見知らぬ男と、束の間の情事に耽る。
 その翌日、ドンのラブレターを読んで心動かされたベティは、ドンの帰宅を受け入れ、彼に妊娠を告げるのだった。

キャスト

ジョン・ハム
エリザベス・モス
ジャニュアリー・ジョーンズ
クリスティーナ・ヘンドリックス
ジョン・スラッテリー

ほか

スタッフ

【製作総指揮】
マシュー・ワイナー

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