家族の旅路 家族を殺された男と殺した男

第2回 2018年2月10日(土)放送 あらすじ

冤罪?愛する家族に背を向け死刑囚の無実を信じるのか?葛藤する祐介

自分の両親と祖父を殺害したとされる死刑囚・柳瀬(遠藤憲一)との対面を果たした祐介(滝沢秀明)。弁護士として再審請求の意志を確認するが、すでに3度の再審請求を棄却されている柳瀬にその考えはなかった。この男はもはや罪を受け入れている。結局、本当は殺人を犯しているにもかかわらず、延命のために再審を訴えていたのだ…。「やっぱりそれが真実か!」祐介は、被害者遺族としての感情を押さえきれず、柳瀬をなじる言葉を吐いて拘置所を後にした。

祐介は礼菜(谷村美月)に、柳瀬がもう再審をあきらめていることを報告する。行方不明になっている柳瀬の子・光男をどうしても見つけたい礼菜は、当時事件を担当し今は引退した刑事・松枝(石丸謙二郎)に会うことを祐介にすすめる。松枝は、柳瀬には冤罪の可能性があると口にしていたという。
松枝を訪ねる祐介と礼菜。事件当時は赤ん坊だった祐介との再会に喜ぶ松枝だったが、かつて感じていた事件に対する疑念を吐露し始める。
柳瀬の供述には矛盾点があり犯人とするには不自然な部分があること、現場に残した祐介を助けるためにあえて通報した事実、そしてなにより三度の再審請求を担当した故・津村弁護士が柳瀬の無罪を信じて疑わなかったこと…捜査をした刑事であるにも関わらず、松枝は今も柳瀬の冤罪の可能性を信じ、事件に大きな悔いを残していたのだ。まさか本当に冤罪…そんなことがあるのか?祐介の気持ちが大きく揺れ始める。

祐介は、精力的に事件の詳細や裁判記録を調べ直す。自分が被害者の遺族だからこそ、柳瀬から真実を引き出せるのかもしれない。そう思い始めていた。
しかし、事件を追う上で祐介にはどうしても向き合わなければならない相手がいた。30年前の事件で妹夫婦を亡くした、他ならぬ祐介の育ての母・由美子(いしのようこ)。そして養父・孝信(益岡徹)だった。

キャスト

浅利祐介: 滝沢秀明

柳瀬光三: 遠藤憲一
澤田陽一郎: 片岡鶴太郎(特別出演)
河村礼菜: 谷村美月
河村あかね: 横山めぐみ

浅利孝信: 益岡徹
浅利由美子: いしのようこ
桜井良太: 長谷川純
花木重彦: 目黒祐樹(今回出演せず)

ほか

スタッフ

【原作】
小杉健治「父と子の旅路」(双葉文庫)

【脚本】
いずみ玲

【音楽】
羽岡佳

【音楽プロデューサー】
細井虎雄(オフィスニューマン)

【主題歌】
滝沢秀明「記憶のカケラ」(avex trax)

【演出】
国本雅広

【企画】
横田誠(東海テレビ)

【プロデューサー】
西本淳一(東海テレビ)
大久保直実(ビデオフォーカス)
坪ノ内俊也(ビデオフォーカス)

【制作著作】
ビデオフォーカス

【制作】
東海テレビ放送

バックナンバー