病の床に伏す重原が、反乱分子によって会長の職を解任される。ショックを受けた重原は発作を起こし、そのまま帰らぬ人となる。
　重原の葬儀がしめやかに執り行われる。薫は憔悴して、体調を崩す。
　春菜は美怜に、薫の力になってやってほしいと頼む。
　が、美怜から激しい拒絶の言葉を投げつけられ、肩を落とす。
　一方、麻也は祖父母から心のつながりを教えられ、自分の居場所を見つけたようだ。春菜とも以前のような親子関係が戻る。
　それからまもなく、秘書の大山が、重原の仕事上の負債、十億円を薫に支払うよう請求してくる。重原の築いた会社自体も消滅するというので、薫は呆然。