愛しき者へ
#45 腕の中の我が子
貴士がスイスへ出発する日がくる。待ち合わせの店へやってきた貴士から、春菜は思いがけない言葉を聞かされる。春菜と一緒にスイスへ行けなくなったと・・・。薫と美怜の親子の絆を見せつけられた貴士は、二人とともに生きていく決心をしたことを打ち明ける。
春菜は承諾し、自分も貴士より大切な人ができたから、スイスへは行けない、と語る。
それからまもなく、春菜は薫から家族三人でスイスへ行くことになったことを告げられる。そして、別れに際して、初めて美怜を抱かせてもらえる。
それから十年余りの時が流れ、春菜は都内の総合病院で外科医として忙しい日々を送っていた。
春菜は承諾し、自分も貴士より大切な人ができたから、スイスへは行けない、と語る。
それからまもなく、春菜は薫から家族三人でスイスへ行くことになったことを告げられる。そして、別れに際して、初めて美怜を抱かせてもらえる。
それから十年余りの時が流れ、春菜は都内の総合病院で外科医として忙しい日々を送っていた。