貴士は春菜を探しに小淵沢の実家を訪ねるが、手がかりは見つからなかった。
　春菜は麻子のもとに戻り、一人で子どもを産んで、育てる決心を打ち明ける。そして、東京を離れる前に貴士に会いたくて、その橋渡しを麻子に頼む。
　が、麻子は春菜の無謀な考えが心配で、薫に全てを話す。
　薫は春菜に会い、春菜が遠くへ行くなら死んだほうがいい、と首に巻いていたスカーフで自殺しようとする。止めようとした春菜は薫と揉み合いになり、そのさなか薫が吐血して倒れる。急性胃潰瘍だった。
　その頃、麻子は春菜への想いが断ち切れない修に、春菜も自分も代理母出産だと打ち明ける。