春菜は薫の指示で伊豆の別荘で暮らすことになる。房枝が身の回りの世話をしてくれるが、実質的に春菜の監視役だった。
　その頃、貴士は突然姿を消した春菜に愕然としていた。
　数日後、宇治が伊豆に往診にくる。春菜に同情した宇治は、麻子を一緒に連れてくる。麻子に励まされ、春菜は貴士を忘れるよう努力する。
　翌日、東京へ帰る麻子から、春菜は携帯を貸してもらう。そして、貴士に連絡をとるが、いきなり携帯を奪われる。
　見ると、薫がそこに立っていた。薫は貴士に春菜と一緒にいることを告げ、春菜に替わる。春菜は自分から姿を消したと嘘をつく。