第3回 2005年7月21日(木)放送 あらすじ

初デートに大ピンチ

 “エルメス”こと沙織(伊東美咲)と食事の約束をなんとか取り付けた“電車男”こと剛司(伊藤淳史)。剛司が沙織との出会いを書き込んだインターネット掲示板の“住人”たち——皆本(小栗旬)や牛島(六角精児)、一坂(温水洋一)、富永(我修院達也)らは、電車男の初デートをサポートしようとさまざまなアドバイスを送り、彼をアキバ系オタクから今どきの青年らしいビジュアルに生まれ変わらせていた。
 剛司は、事前に下調べしておいた店で沙織と楽しいひとときを過ごした。おいしい店を探すのが好きだという沙織も、剛司の選んだ店に満足している様子だった。その席で、休みの日は何をしているのか、と沙織に尋ねられた剛司は、ネットサーフィンと答えた。それをスポーツのサーフィンと勘違いしてしまう沙織。しかし剛司は、その誤解を解くことが出来なかった。
 店を出て駅に向かう途中、剛司は、次の約束を取り付けようとするが、どうしてもそれを沙織に切り出せず、無言のまま歩き続けた。一緒に電車に乗った沙織は、そんな剛司に、改めて酔客から助けてもらったことに対する礼を言った。沙織は、真面目な剛司に好感を抱いているようだった。先に電車を降りた沙織だった。電車のドアが閉まる瞬間、剛司は、沙織に向かって「また電話します」と叫ぶ。
 掲示板の住人たちは、妄想をたくましくしながら電車男からのデートの報告を待ちわびていた。家に戻るなり、その一部始終を掲示板に書き込む剛司。住人たちは、そのひとつひとつに大騒ぎする。
 あくる日、沙織は、果歩(佐藤江梨子)や裕子(須藤理彩)から尋ねられ、剛司のことを報告する。すると果歩は、相手が勘違いするかもしれないからもう会わないほうがいい、と言い出す。
 その夜、帰宅した沙織は、母・由紀(秋吉久美子)と衝突してしまう。沙織は、由紀から何度も見合い話を勧められていたが、ずっと断り続けていた。すると由紀が、2年前に起きたある出来事を引き合いに出したのだ。
 同じころ、沙織に連絡すべきかどうかで悩んでいた剛司は、掲示板の住人たちに再び相談を持ちかける。「店巡りをする友達、俺でもいいですか?」という誘い方がベスト、というのが多くの住人たちの一致した意見だった。そんな住人たちに励まされた剛司は、勇気を振り絞って沙織に電話する。

キャスト

青山沙織(25)エルメス … 伊東美咲
山田剛司(23)電車男 … 伊藤淳史
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陣釜美鈴(26) … 白石美帆
沢崎果歩(25) … 佐藤江梨子
観月裕子(30) … 須藤理彩
啓介(23) … 速水もこみち
松永勇作(30) … 劇団ひとり
川本信二(27) … 菅原永二
黒木文人(40) … 佐藤二朗
及川尚人(28) … 前川泰之
山田 葵(17) … 堀北真希
武田花梨(17) … 小出早織
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<ネットの住人たち>
皆本宗孝(24) … 小栗 旬
牛島貞雄(38) … 六角精児
一坂 進(40) … 温水洋一
富永(40) … 我修院達也
浅野真平(29) … 山崎樹範
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山田恒生(48) … 岸部シロー
桜井和哉(38) … 豊原功補
青山由紀(48) … 秋吉久美子

スタッフ

■原作
 「電車男」中野独人著(新潮社刊)

■脚本
 武藤将吾

■企画
 鈴木吉弘

■プロデュース
 若松央樹
 川西 琢

■演出
 武内英樹

■音楽
 Face 2 fAKE

■制作
 フジテレビドラマ制作センター

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