第7回 2019年9月14日(土)放送 あらすじ

直接対決!!被害者の父へ犯人の少年が突きつける!僕を許せるんですか?

覚悟を決めて二人で満を受け入れよう――決意を固めた志方(遠藤憲一)とはつみ(田中美里)に、弁護士の若菜(内田滋)が怒りの表情で告げた。
「あなた方は一体何を考えているんですか!?」
殺人事件の被害者の父と加害者の母が不倫の末、犯人の少年を迎え入れるという前代未聞の事態が週刊誌にすっぱ抜かれ、世間の大きな注目を集めていた。満の更生と社会復帰を第一に考えるなら絶対に別れるべきだ、と強く主張する若菜だったが、二人の気持ちは変わらない。困難な道のりでも、覚悟を決めて進みたいと強く思う二人だった。
そのためには、満に二人の関係を話さなければならない。少年院で満(清水大登)に意を決して打ち明けるはつみ。「…母さん、好きな人がいる」「どんな人?」「…志方恭一郎さん。恭介君のお父さん」――満の笑みが消えた。
満の退院の当日。志方は、はつみのアパートを訪ねる。志方が部屋へあがると、満がそこにいた。視線がぶつかる。思わず満を食い入るように見つめる志方。満が突然口を開く。「僕のことが憎いんでしょ?」
「ああ、憎い」
「恭介君を殺した僕を、許してくれるんですか?」
いざ犯人の少年を目の前に、どれだけ覚悟をしても憎しみの感情が溢れそうになる。
「いつか、許せる日がくればいいと思う」声を絞り出す志方。
志方は、満とはつみと共に、雪子(田中美佐子)のもとへ謝罪に訪れる。満を憎しみの目でにらみつける真弓(仁村紗和)と真紀(永瀬莉子)。「恭介(渡邉蒼)はこの部屋でずっと生きていたの。よく見ておきなさい」雪子は、遺影に向かって謝罪の言葉を口にする満に、絶対に自分の犯した罪を忘れないで、と告げ、そして問いかけた。
「なぜ恭介を殺したの…」
「…恭介君を失いたくなかった。失うくらいなら、いなくなった方がいい」
満の最後の一言は、志方に向けられたものだった…。

キャスト

遠藤憲一
田中美里
清水大登
永瀬莉子
仁村紗和
内田滋
目黒祐樹

田中美佐子
ほか

スタッフ

【企画】
市野直親(東海テレビ)

【原作】
小杉健治「それぞれの断崖」(集英社文庫)

【脚本】
洞澤美恵子

【音楽】
羽岡佳

【主題歌】
CHEMISTRY「Angel」(Sony Music Labels)

【音楽プロデュース】
細井虎雄(オフィスニューマン)

【演出】
藤木靖之

【プロデュース】
西本淳一(東海テレビ)
大久保直実(ビデオフォーカス)

【制作著作】
ビデオフォーカス

【制作】
東海テレビ

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