第4回 2010年11月7日(日)放送 あらすじ

ホーム転落事故 奇跡の救出劇の裏に

 遊軍取材班の朝。ほぼいつものように蒼山叶(松雪泰子)がソファーで寝ていると、桃井祐(遠藤雄弥)が最近、毎日のように届く同じ視聴者からのファックスへの対応を他のメンバーに伺う。ファックスの送り主は、元詐欺師と自ら名乗る相良俊也(佐藤貢三)。相良は、かつて自分の作った曲が作曲家の西本健一(島津健太郎)に盗作され、現在行われている「アジア芸術祭」の公式ソングとして使われていると訴えていた。
 白石弘(小日向文世)に判断を求められたサブキャップの赤坂衆(小出恵介)は即座にシュレッダー行きを指示。と、寝ていた蒼山が起きて止める。そして、赤坂に盗作問題を調べるよう命令した。そこに、黒井彰(平山浩行)が現れた。黒井は、先ほど発生した鉄道の人身事故の取材を遊軍に依頼する。誤って、線路に落ちた宇野多恵(田島令子)が、近くにいた女性に列車がくる直前に助けられたのだ。黒井は宇野から話を聞き、美談としてニュースで流して視聴率を稼ごうという腹づもりらしい。蒼山は、その事故で遅刻していた奧澤緑(相武紗季)に宇野のコメントを取ってくるよう命令。
 さらに、蒼山は盗作取材を赤坂と白石。残りのメンバーで人身事故の起きた現場に行くよう人員を振り分けた。蒼山自らも取材に向かおうとすると、総務課の長沼一枝(山野海)が立ちはだかる。長沼は、蒼山が溜め込んでいる書類をすぐに提出するよう求めてきた。取材に赴きたい蒼山だが、書類整理で引き止められてしまう。
 とある病院で、緑と紫村健(小柳友)が合流。転落した際の怪我の治療に来ていた宇野に話を聞く。宇野は、現場に片方の靴を残して去った自分を助けてくれた若い女性を捜して欲しいと2人に頼む。
 事故現場に向かった黄田功(要潤)と桃井が帰ってくると、長沼の厳しい監視のもと、蒼山は不平たらたらで書類整理をやらされている。そこに、緑と紫村が宇野を伴って戻った。緑が宇野の協力で作った、現場から立ち去った女性の似顔絵を見せると蒼山が飛びつく。また、奥澤は宇野が女性を捜してくれた人に100万円の謝礼金も出すと伝える。しかし、黄田はプライバシーの問題で似顔絵は公開出来ないと指摘。蒼山は精巧に描かれた似顔絵に引っかかるのだが、長沼の監視は厳しい。遊軍取材班では仕事がはかどらないと、長沼は蒼山を会議室で作業させる事に。
 その頃、赤坂と白石は相良と会っていた。相良は詐欺で捕まった刑期を終え、今はリンゴ園で働いている。リンゴに舌鼓を打つ白石は、問題の曲を西本が公式発表する前に相良が演奏した証拠を追うと約束。
 CTNのニュースで宇野の話が放送されると、謝礼金目当ての人々が集まって来た。そんな中、事故のあった駅近くのシューズ店で働く女性が有力な情報を提供。事故当日、片方の靴しか履いていない女性が店で買い物をしたというのだ。黄田たちは店に設置された防犯ビデオを確認しに行く。
 西本が公式ソングを発表する前に、相良が作曲した証拠を探していた赤坂と白石は、過去のニュース映像を見つける。そこには服役していた相良が、刑務所の法務相視察時に、演奏している姿が映り込んでいた。どうやら、相良の話はウソではなかった様子。赤坂と白石は、相良と西本の接点を探る事に。
 テレビでは流せなかった宇野を助けた女性の似顔絵が、手には火傷の跡があったとの情報つきで、あるホームページに掲載された。話を聞いた蒼山は、長沼の監視を振り切って宇野の家に向かう。蒼山は助けてもらったという一瞬の出来事なのに、宇野が女性の顔や特徴を克明に覚えていた事が気になっていた。しかし、宇野は自分の記憶力が良いだけだと取り合わない。シューズ店の防犯ビデオに映っていた女性も似顔絵に酷似。蒼山は、宇野は女性のことを知っているのではないかと疑う。

キャスト

蒼山 叶<あおやま・かなえ>(38)
松雪泰子

赤坂 衆<あかさか・しゅう>(28)
小出恵介

奥澤 緑<おくさわ・みどり>(25)
相武紗季

桃井 祐<ももい・ゆう>(25)
遠藤雄弥

紫村 健<しむら・けん>(27)
小柳 友

黒井 彰<くろい・あきら>(38)
平山浩行

黄田 功<こうだ・いさお>(35)
要 潤

白石 弘<しらいし・ひろし>(49)
小日向文世

ほか

スタッフ

■脚本
 浜田秀哉

■編成企画
 太田 大

■プロデューサー
 森安 彩
 江森浩子

■演出
 石川淳一

■音楽
 林 ゆうき

■制作
 フジテレビ

■制作・著作
 共同テレビ

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